2007-01-01から1年間の記事一覧

つか版・忠臣蔵

『つか版 忠臣蔵』という古いビデオをレンタル。つかこうへい、作・演出によるテレビドラマ。昭和57年の大晦日、テレビ東京で放映。つか作品で、映像化されたものはどれも失敗していますが、これは、おもしろかったです。風間杜夫、平田満は、もちろん、 松…

ロッキー

ギャオで映画『ロッキー』バカにしてたけど、ちゃんと見ると、いい映画でした。おれが年取ったせいだろうか。町山智浩『映画の見方がわかる本』によれば、映画のモデルとなったのは、モハメド・アリと戦ったチャック・ウェプナーという無名のボクサー。1975…

敵討ちのルール

読売新聞コラム・半藤一利「古今をちこち」に、よりますと。徳川時代には、敵討ちが、認められていたわけですが、その規範となる「徳川成憲百箇条」は、 「殺された者の子葉が 敵討ちを願い出たなら、登記して希望通りにさせよ。ただし、又敵はいけない」 と…

中上健次の酒癖

ビートたけし、浅田彰、渡辺直己、四方田犬彦、リービ英雄、松岡正剛、中森明夫・・・これらの人は、生前の中上健次と交友があり、かつ、中上氏から、「小説を書けよ」と言われた人たちであります。他にも、生前の中上健次を知る人に、氏の思い出を語っても…

ハーマイオニー・グレンジャー

フジテレビで『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』3作目にもなると、さすがに、長く感じます。冒険にも、ファンタジーにも乗り切れないまま、残りは録画して、途中棄権。うーん。 なぜか急に、さめてしまった。主役の三人が、大人になったせいか。 それ…

完全なる飼育 ギャオで映画『完全なる飼育』 監督、和田勉。脚本、新藤兼人。 実際の事件をもとに取材し執筆された松田美智子の小説『女子高校生誘拐飼育事件』を映画化。中年男性と彼に誘拐された女性との奇妙な同棲生活を官能的に描く 演出もセリフも、み…

ベルカ、吠えないのか?

古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』を読みました。4頭の軍用犬が、現代史を駆け抜ける。犬の視点から描く、人間どもの蛮行。いいですね。最近の小説はどれもスカスカの、わかりやすい文章ばかりで、うんざりしますが、古川氏のマジックリアリズム風の、…

デスノートの父

『デスノート』を撮った映画監督の金子修介氏。金子監督の父が、反戦運動家の金子徳好さん。 金子氏は、ベトナム戦争に抗議するため「アメリカはベトナムから手をひけ」と書いた反戦ゼッケンをつけて外出。ひとりデモ行進を始めたところ、それがマスコミに大…

鈴木保奈美ノーリターン

ギャオで『いちげんさん』という映画を見ました。鈴木保奈美が脱いでいたとは、知りませんでした。いや、知ってたけど、忘れてたのかなあ。ウィキペディアで調べたら、石橋貴明の前に、 F1解説者の川井一仁と結婚するが、1997年に離婚。 そうだったのか。け…

常盤貴子も旬が過ぎた

なかにし礼原作の映画『赤い月』 テレビ録画していたやつを、見ました。始まって十分ほどで、家庭教師のエレナが、じつは、ソ連のスパイだとか、商社マンの伊勢谷友介が、じつは、陸軍秘密情報機関の諜報員だとか、じつは、伊勢谷がエレナを処刑するとか、こ…

ガッテンカレーまいうー

NHKの『ためしてガッテン』 うまさ別次元!カレー大革命これはよかったです。大手カレールウのメーカーによると、市販のルウは箱に記載されているレシピ通りに作ることで、想定通りの「万人好みの味」になるように開発されているとのことです。つまり、よけ…

プロデューサーズは気楽な商売?

スーザン・ストローマン監督のミュージカル映画『プロデューサーズ』をみました。 元売れっ子プロデューサーのマックスが企画するミュージカルはコケてばかり。ある日、会計士のレオは舞台を失敗させることで大儲けする方法を思いつく。 かくして二人はブロ…

スッチー大ショック!

「週刊朝日」って、これまでほとんど読まなかったんだけど。最近、がんばってますね。「あるある大辞典」の捏造を暴いたのもそうだし。 そんで、またまた来ましたよ。3月9日創刊85周年記念増大号・JAL客室乗務員9000人 驚愕の個人情報 日本航空の最大労組…

俳句つくってみた

俳句を作りました。 うららかな坊主頭のブリトニー初春や黒船来たるリア・ディゾンベッドでは「ふみ」と呼ばれしさんまかな春の夢エヴァンゲリオン発動す紀香姫 十二単(ひとえ)でコントかな叶姉妹が宝石を盗まれる小春日や びったん たんた もじぴったん

自転車泥棒

自転車を盗まれました。 まったくもう、という感じです。そんで、交番にいきまして、被害届を提出。先月、二万円ほどで買ったばかりなので、ほぼ新品ですが。「被害金額」を書く欄があって、これは購入金額ではなく、その自転車が、現在どれくらいの値段か、…

楳図かずお神伝説

季刊『本人』という雑誌を、立ち読み。吉田豪の連載インタビューで、ゲストが中川翔子さん。 楳図かずお先生の話題になり、 しょこたん「あの噂は、本当なんですか? 楳図先生は、女性を知らなくて、女の人の裸は、想像で描いているって」 吉田豪氏のお答え…

となり町戦争

『となり町戦争』の作家、三崎亜記のことを、ずっと女性だと、信じ込んでおりました。 それで、TBS「王様のブランチ」でのインタビューを見て、男性だと知ってびっくり。今年一番の、びっくり!ですよ。だって、小説を読んでも、顔写真を見ても、”役所勤めで…

一色伸幸スッペシャル

少し前のテレビドラマ『彼女が死んじゃった』というのは、視聴率があまりよくなかったようですが、おれは好きで見ていました。ヒロインが突然自殺して、その元カレや妹が、残された携帯電話を頼りに、自殺の理由を探していくというドラマで、脚本が一色伸幸…

春夏秋冬そして春

キム・ギドク監督の映画は、見るのになかなか緊張を強いられ、残酷童話という感じで、動物の虐待シーンがあったりするわけで、それでも『春夏秋冬そして春』は、比較的おだやか、かと。この映画は、春、夏、秋、冬、そして春、という5つの章にわかれています…

マトリックスはもういいです

『マトリックス レボリューションズ』がテレビ放映されるというので、昨年録画してまだ見てなかった『マトリックス リローデッド』を、予習のつもりで見ました。退屈。そんで、”最終章に続く”って、そんな終わり方あるかよ。映画館で、よく暴動が起きなかっ…

ペコちゃんにあやまれ

賞味期限が、1日や2日、切れていたくらいで、ガタガタ言うな。日本人でも、外国に旅行に行ったら、ハエが、たかっている食物でもだまって食ってるだろう。などということを、書こうと思っていたのですが、不二家の創業者一族が、豪邸に住んでいるということ…

インド人とカースト

インド人女優シルパ・シャティさんが、英国の人気テレビ番組「ビッグ・ブラザー」で、他の出演者から、人種差別的ないじめを受けたという問題。インド人が、これに反発して、デモをやっている場面を、ニュースで見たのですが。どうも違和感がありました。 差…

社会党議員の蓄財術

テレ朝の深夜『アメトーーク』悲しき”実家ビンボー芸人” を、見ました。ビンボー芸人として、黒田有(メッセンジャー)、中川家、 小沢一敬(スピードワゴン)、田村裕(麒麟)、熊谷岳大という芸人が出ていたのだが、黒田有と、田村裕の話は、あまりに壮絶…

モードとしての人種差別

とくに選んだわけじゃないのに、最近見た映画に、人種差別をテーマとするものが、いくつか。『クラッシュ』ポール・ハギス監督 『マンダレイ』ラース・フォン・トリアー監督 『隠された記憶』ミヒャエル・ハネケ監督もちろん、表現方法は、それぞれ違います…

忍者と「文春きいちご賞」

週刊文春で「文春きいちご賞」の発表 毎年の最低映画を選定するゴールデンラズベリー賞の日本版で、今回で、3回目。それで、昨年度の第一位『SHINOBI』を、先日テレビで見ました。でもこれ、それほど悪い映画とは思わなかったけど。みんな、この手の映画に、…

悪魔の代弁者

J・S・ミルの『自由論』の中で、「悪魔の代弁者」について述べられた箇所があります。 カトリック教会で、ある故人を聖列に加える際に、誰かが「悪魔の代弁者」として指名され、故人を可能な限り非難する。それでもやはり偉大な人物であることが示されれば、…

魚と寝る女

キム・ギドク監督『魚と寝る女』を見ました。 この監督の映画は、初めて見たのですが、なんともいえない陰惨なムードで、ひたすら暗く重たく、おれは好きです。いい映画でした。湖の上に浮かんだ小屋で、釣り客相手に売春をしている女がいて、そこに自殺志願…

新書まちがい探し

図書館にて、勢古浩爾『こういう男になりたい』(ちくま新書・2000年初版)を、パラパラと見ていたら、まちがいを発見。 いまの若いひとは知らないかもしれないが、官能ということでいえば赤座美代子の右に出る女優はざらにいない。いまでは画面で見ることが…

ゴダールは吹き替えで

おもいがけず、ジャン=リュック・ゴダールの映画を2本。『アワーミュージック』(2004年)GyaOギャオで配信『愛の世紀』(2001年)Yahoo!動画で配信変わってないなあ…。というのが、久しぶりにゴダールを見た感想。いや、もう世の中には、”ゴダール風”の映…

マンガは安い

大晦日。朝早くにテレビをつけると、『ザ・サンデー超特別版』中川翔子さんが、徳光和夫氏を、中野ブロードウェイにご案内。行き先は、もちろん「まんだらけ」それで徳光さんが、ポケットから、むき出しの札束を取り出し(50万くらいあった)、 「欲しいもの…