2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

元彼とか元カノとか

「サンジャポ」を見てゐたら矢部浩之と青木裕子が熱愛中だと報じてゐた。 矢部はかつて、ひとみちやんといふ一般女性と交際してゐたし、青木は番組ディレクターらとの交際が噂されていた。さういふ者らはかうした報道を、どういふ思ひで見てゐるのだらうか。…

残念なアチャラカ

空飛ぶ雲の上団五郎一座『アチャラカ再誕生』をDVDで見る。 これはケラと、いとうせいこうが中心となって作った劇団であるがこの公演だけで終わったようだ。いとうせいこう、井上ひさし、ケラリーノ、筒井康隆、別役実という有名どころが脚本を書いている。…

コバンザメか

『デート・ウィズ・ドリュー』というドキュメンタリー。 おもしろそうだと借りたんだけど、見始めてすぐ失敗したと思って、早送り。 ドリュー・バリモアにあこがれる男が、クイズ番組で得た賞金をもとに、彼女とデートするために奔走する。しかしどうも、う…

ある朝みそ汁は

高橋泉監督の映画『ある朝スウプは』 登場人物はほぼ二人。同棲しているカップルの話で、男はパニック傷害で、新興宗教の信者。女はバイトで男を養い、男が宗教にのめり込むのを止めようとする。 スタッフ五人で、予算は3万円ほどで撮ったとか。設定のアイデ…

二人で推理劇を

ケネス・ブラナー監督の映画『スルース』を見る。 登場人物はほぼ二人。ミステリーものでなかなか、おもしろかったけど、第三幕でもう一ひねりあってほしかった。もともと舞台劇なので、やっぱり舞台向きの脚本。劇団四季がやっていて、あの広いステージでど…

落語は笑えない

広瀬和生『落語評論はなぜ役に立たないのか』(光文社新書)を読む。 「寄席は面白くない」のではない。「面白いときもあるし、そうでないときもある」。面白い落語家を教えるから、寄席に行け。と著者は書く。だとすると、本書は評論ではなく、ガイドブックか…

天罰とは何か

田渕久美子といえば『篤姫』の脚本家である。しかしこれは、兄の田渕高志氏がほとんどを書いていたという。 元秘書が、法廷で暴露している。こういう秘密というのは、たいてい墓の中まで持っていくたぐいのものだ。それを暴露するというのは、よっぽど腹に据…

字幕とか

ハワード・ホークスの『赤ちゃん教育』をDVDで見る。字幕スーパーに、数箇所まちがいがあった。 恐竜の「肋骨鎖骨」ってなんだ? 標本があと「肋骨鎖骨」一本で完成となるというのだが、肋骨と鎖骨は、別のものだろ。 "intercostal clavicle" を調べると、「…

最悪の家族

教授「みんな、NHKの『スタンフォード白熱教室』は見てるわね。ブレーンストーミングのやり方はもうわかったでしょ。第三回目の課題は、『最悪の家族旅行を考える』でした。最悪とも言うべき極端なアイデアの中にこそ、常識を覆す創造の種が内包されているの…

放射能と美術品

フランスが日本向けの美術品運送を禁止している。その影響で、美術品を借りることができず、いくつかの美術展が中止となった。放射能汚染を恐れて、とのことだが、こういった事態はこれからますます、深刻化するだろう。 平田オリザの『東京ノート』では近未…

ウルトラでもミラクルでもない

ひどい映画だと評判の横浜聡子監督「ウルトラミラクルラブストーリー」を見たら、やっぱりひどかった。 幼稚な思いつきを並べただけの支離滅裂なストーリー。アート系などという立派なものではない。ポンチ絵である。 知的障害のある青年が、自動車を運転し…

AV業界のきれいごと

『あんにょん由美香』という不愉快なドキュメンタリー映画を見た。 林由美香が若くして死んだという週刊誌の記事を読むまで、おれは彼女に興味はなかったし、出演作も見たことがなかった。林由美香にそれほど人気があったということに、むしろびっくりした。…

昭和の母もの

ポン・ジュノ監督の映画『母なる証明』 ミステリー映画として見ると難点があるし、宣伝文句にあるヒッチコックとはぜんぜん違う。 この監督の『ほえる犬は噛まない』という映画は、吐きそうになるほどひどい映画だったが、『殺人の追憶』とか、これとかは、…

名札を考えたった

NHKの『スタンフォード白熱教室』を見ている。 数多くの起業家を送り出した大学ということで、発想法などのライフハック術の授業となっている。その内容は、ブレーンストーミングやマインドマップなどで、サンデル先生の授業より実用的である。 こういうのを…

内田春菊のことを考える

東電のマスコット「でんこちゃん」を描き、数億円を稼いだという内田春菊である。原爆投下のあった長崎の出身である。 ブログでは、被災者にも原発事故にも一切触れず、ひたすら菓子を作り、その写真を撮り、ブログに載せ続けている。 底知れぬもの、を感じ…

梅佳代という作品

『日曜美術館』のゲストが梅佳代だった。 この女流カメラマンの奇行ぶりというのは、わりに知られているが、この番組でもあいかわらずだった。番組は「福田繁雄」の特集だったが、「福田繁雄? 知らん」と言い放つ人をゲストに呼ぶ方も、どうかと思う。 梅佳…