2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

バカにしつつホメる

サブカル評論に特徴的なのは、バカにしつつホメるという態度である。本心では「あんな、くだらねえものを」と思っていながら、「そこがいいのだ」という調子でホメるのである。こういう、ねじれ具合といい、屈折のしかたは、おれも育ちがサブカルなんでよく…

七年ごろし

Eテレ『7年ごとの記録「28歳になりました」』を見る。これは7歳の子どもを7年ごとに追い続ける長期ドキュメンタリーである。しかし長期取材といっても、7年ごとに取材対象者を訪ねてちょっとカメラを回して近況を聞くだけだから、手間も金もさほどかかってな…

言葉についての言葉

Eテレ『課外授業 ようこそ先輩』、金田一秀穂(日本語学者)の回がおもしろかった。 「筆箱」には筆が入っていないのに、なぜ「筆箱」と言うのか。 同じく、「粉」でないのになぜ「歯みがき粉」か。「黒板」を消すわけではないのに、なぜ「黒板消し」なのか…

ダンダリン、ワロエナイ

日テレ「ダンダリン 労働基準監督官」第1回を見たけど、マンガみたいなドラマだと思ったらやっぱりマンガが原作か。正義感を発揮してパワハラ社長を逮捕するのはいいが、それでどれほどの罪になるのか。ああいう社長が逮捕されたくらいで改心するとは思えな…

でかくない

エジソンの名言について

「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」というエジソンの名言には諸説あるようで、ざっと調べてみたが出典も定かでない。中山正和『創造思考の技術』(講談社新書)には、次のような記述がある。 説得がまずかったために、すぐれた案がついに陽の目を見…

踊る阿呆に

佐々木中『踊れわれわれの夜を、そして世界に朝を迎えよ』を読む。 もともとそういう素質があったのか、ますますアジテーターのようになっている。表題のインタビュー記事は、風営法によるクラブ営業の規制に対する反対意見を述べたものだが、その根拠として…