2017-01-01から1年間の記事一覧

死ぬ気でやるなよ、死ぬから

「死ぬ気でやれよ、死なないから」と言った杉村太郎は47歳で死んだ。 HIDEは33歳で死んだ。 これ豆知識な。「死ぬ気でやれよ。死なねぇから」HIDE pic.twitter.com/uSxUlFQXvH— ロック名言 (@69_meigen) 2017年12月28日 アツイコトバ作者: 杉村太郎出版…

奴隷ガールズコレクション

この冬イチ押しのガールズ系トップブランドについて、まとめてみました。 セシルマクビーが大人気ですね。 『ガイアの夜明け』(12月12日)で紹介されました。 あのおしゃれな洋服は岐阜県内の縫製工場で作られています。中国人の技能実習生たちを、なんと時…

古野まほろ先生が読者に怒りの挑戦状

話題の古野まほろ先生について、まとめてみました。 覆面作家で、正体は隠しているそうです。 一部公開された経歴によると、東京大学法学部卒業。リヨン第三大学法学部第三段階専攻修士課程修了。フランス内務省より免状授与。警察庁Ⅰ種警察官として海外、警…

すべての人は合理的である

堀江貴文の『多動力』を読む。合理的思考に貫かれていて、それはそれで潔い。「大事な会議でスマホをいじる勇気をもて」と説くが、日馬富士の前でそれをやったら殴られる。 堀江貴文は、「ワクワクすること」だけをやり、自分でも把握できないほどのプロジェ…

うんこプロデューサー

うんこ漢字ドリルのヒットを誰よりもくやしがっているのは、かつて「うんこや」という飲食店をやっていた秋元康であろう。「うんこや」は世間の顰蹙を買い、すぐにつぶれた。だが、コンセプトはまちがっていなかった。ようやく時代が追いついたのだ。 秋元康…

大相撲は下品な見世物

日馬富士関が貴ノ岩関を殴ったとされる問題で、「暴力はいけない」などとコメントしている人を見ると、おもしろくてしょうがない。大相撲こそ暴力である。裸の男同士がぶつかり合う見世物が、暴力でなくて何であるか。 立花隆は「プロレスというのは、品性と…

おばあちゃんのバブル昔話

登美丘高校ダンス部のバブリーダンスはおもしろいが、時代考証がちょっと変な感じがする。 荻野目洋子の『ダンシング・ヒーロー』がリリースされた1985年はバブル景気の前だったし、ジュリアナ東京がオープンした1991年5月にはもうバブルは終わっていた。 ま…

運命の人と思った人が運命の人

映画『(500)日のサマー』は、まあまあおもしろかった。 何の深みもない、頭が空っぽの男女が出会って別れるまでの話だが、その何もないところがよかった。作り手がどこまで意識しているのかは知らないが、この映画では知りたいことが何も描かれてないのだ…

逆転人生は引き分け人生

NHKの『逆転人生』というのは、なんじゃこりゃ、という番組だった。 居酒屋チェーン店を経営していた父が死去、その息子が父の残した借金40億円を背負わされることになったという実話である。しかし番組冒頭で、弁護士が登場して、息子は相続放棄すればこん…

ホモは性倒錯者だ、とタモリは言った

石橋貴明が扮する保毛尾田保毛男について、能町みね子がツイッターで不快感を表すなど、男性同性愛者を差別するものだとして視聴者から批判が相次ぎ、フジテレビの宮内正喜社長が謝罪した。あたりまえである。 志村けんのバカ殿や「変なおじさん」も、知的障…

北野武と太田光が一般男性を人殺し呼ばわり

『おはよう、たけしですみません』(10月2日放送)に、安くておいしいと評判の惣菜店の優しくて働き者の若主人が出演したところ、北野武は「こういう人がたまにかみさん殺して逃げんだよ」と言い、太田光は「こないだ食中毒出した店ですね」と言い、げらげら…

落合信彦の息子が汚名挽回

「サンデージャポン」に出ている落合陽一という人を見て、なんだこいつ、と思っていたのだが落合信彦の息子と知ってびっくりである。 その落合陽一がパパを擁護してるんだが、FBIの当時の機密文書にUFOのことが書かれてあったとか、アルゼンチン密林からナチ…

NHKが総力をあげて子宮カルトを宣伝

みなさまからぶんどった受信料でやりたい放題のNHKが、「おはよう日本」「クローズアップ現代」「シブ5時」と昼夜を問わず気が狂ったように、にやにやしながら口を開けば下ネタのちょいわるオヤジことリリー・フランキーが脳性まひの真似をして観客をドン…

真由子と志桜里と絵里緒

「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」に「勉強して東大に入ろうね会」という企画があって、すごく頭のいい桜蔭の女子高生が出てて現役で東大に合格したのを覚えるんだけど、その彼女が今は6人の子持ちのシングルマザーだとか。で、同級生が豊田真由子と山尾…

パン屋のカリスマ(笑)

『セブンルール』に塚本久美というOLからパン職人になった女性が出ていた。番組では兵庫県丹波市の山奥に工房があると言ってたがこれはいくらなんでも大げさで、周囲には住宅もあるのだからあれを山奥と言ったら近所の住人は怒るだろう。インターネットの…

僕だけがいない街

テレビでやっていた『僕だけがいない街』を見たのだが、なんじゃこりゃ、という映画だった。 藤原竜也にはタイムリープする能力があって過去に戻って連続少女誘拐殺人事件の被害を食い止めようとするのだが、けっきょく助けることができたのは親から虐待され…

アラーキーが性的虐待で告発される

アラーキーこと荒木経惟は電通出身を鼻にかけたエリート意識のかたまりで、女は下等な虫けらくらいにしか思っておらず、だからこそモデルの人格を無視したあんな薄汚い下劣なヌード写真を撮れるのである。そんなただのポルノ写真を芸術だと誉めそやしてきた…

マイケルとエルビス

湯川れい子はマイケル・ジャクソンに二度インタビューしている。最初は1973年、まだ「ジャクソン・ファイブ」の頃。そして二度目が1983年3月、マイケルは23歳。 その時のことを湯川れい子は、読売新聞の「時代の証言者」という連載記事(第21回)で、次のよ…

「私の支援者が黙っていませんよ」と家永三郎は言った

家永三郎は教科書裁判で左翼のヒーローとなったが、戦時中は軍部に迎合していた。その変節を秦郁彦が『日本占領秘史』(朝日新聞社)の中で指摘したら、家永三郎から抗議された。 秦郁彦はそのときの家永三郎の態度について、読売新聞の「時代の証言者」とい…

カナダからの手紙

平尾昌晃の訃報で過去のいろんなヒット曲が流れたけど、畑中葉子との「カナダからの手紙」を聴くと、申し訳ないけどこれはもう反射的に「後ろから前から」を思い出すようにわれらの世代は刷り込まれている。ほんと申し訳ない。 日本三大○○○からの手紙 カナダ…

美人すぎる日活宣伝部員

以下の記事をちょっと前に読んで、おおっ、となったのだが、美人である。 cinema.ne.jp ポルノという女性差別に基づく映画をなぜ好む女性がいるかというのは考察に値するが、ひとまずキム・ギドクの誘いを断ってよかった、よかった。 キム・ギドクが、女優を…

いいよな。戦争反対って言ってさ、金もうけできるんだから

共謀罪に反対する著名人をリテラの記事がまとめているが、この中で、まともに刑法の解釈ができるのは平野啓一郎と茂木健一郎ぐらいだろうな。ほかは条文も読まずに(読んでも理解できずに)、反対だ、反対だ、と騒いでいるだけである。 lite-ra.com ケラリー…

鑑賞しつつ干渉する

黒田育世が好きなので『CONSTELLATION』というDVDを鑑賞したのだが、「このビデオグラムは家庭内干渉を目的に限って許諾されています」と表示されて、中身もなんだか雑な作りのDVDで残念だった。

二世信者としての斉藤由貴

斉藤由貴の両親が出るというので「A-Studio」を見た。斉藤家には独特な決まりがあったと語っていたが、これは宗教のことである。斉藤由貴がモルモン教徒だというのはアイドルの頃から知られていた。 戒律を守ってコーヒーさえ飲まないというのであるから、い…

大相撲というものは、いやなものだなあ

モンゴル出身の照ノ富士に向かって、観客が「モンゴル帰れ」という野次を飛ばした。また、白鵬が負ければ観客は万歳をした。これは外国人に対するあからさまな差別である。デーモン閣下は、「イチローがメジャーリーグで何かしたときにブーイングが起きたら…

一寸のデザインにも五分の魂

いわゆるデザイン・シンキングに関する本を何冊か読んだが、村田智明『問題解決に効く「行為のデザイン」思考法』が、わかりやすかった。 たとえば、ハンガーについて考える。人は外出先から自分の部屋に戻ってきたら、まず上着を脱いでハンガーにかける。そ…

よく頑張ったねもう十分だよ、為末大

「やればできると成功者は言うけれど、できる体に生まれる事が大前提」というのが為末大の持論だそうだが、これは正しい。 「がんばれ、より、よく頑張ったねもう十分だよ、の方が救われるステージがあると思うのです」というのも、正しい。 www.j-cast.com …

哲学しすぎてはいけない

千葉雅也の『動きすぎてはいけない』はさっぱりわからなかったが、『勉強の哲学』はよくわかった。これが同じことを言っているのだとすれば、フランス現代思想というのは、難しい言葉で飾り立てているだけで、たいしたことは言ってない。まともな本を読んで…

性差別は文化の基盤である

町山智浩がTVドラマ『The Handmaid’s Tale(侍女の物語)』について語っているが、どうも釈然としない。 このドラマの脚本家によると、このドラマは「女性差別に宗教を利用している人たちを批判している」ものだという。それを受けて町山智浩は、次のように…

美しい花か、花の美しさか

伊藤公一朗『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』(光文社新書)を読む。 2つのデータの動きに関係性があることを、統計学では「相関関係がある」と呼ぶ。 しかしながら、XとYに相関関係があることがわかっても、その結果を用いて因果関係があるとは言…