2007-01-01から1年間の記事一覧

人材の無駄遣い

アニメ『ミヨリの森』 フジテレビの大宣伝にだまされて、見る。ミヨリの顔がこわい。昔のエロ劇画風。どうせ子供向けなんだから、萌えろとはいわないが、もう少しどうになからなかったのか。 総製作費2億円&製作期間3年の超大型テレビアニメ 千と千尋・もの…

ハゲタカ

NHKドラマ『ハゲタカ』 再放送でやっと見ることができた。いろんなエピソードを詰め込みすぎて、後半は、突っ込みどころ満載でしたね。まあ、近頃は、何の「ドラマ」もないドラマが多いので、このくらい詰め込まれている方が、お得感がある。手持ちカメラ…

ポロリもあるよ

たとえば、DVDの『エマニュエル <ヘア解禁版>』というタイトルを見て、この国はいつの間に、陰毛をさらすことが解禁されたのかと、思うわけです。法的な根拠に基づいて、「解禁」されたのではなく、いつの間にか、なしくずし的に、容認されるようになっ…

日雇い

最近テレビでも、「日雇い派遣」という言葉が普通に使われているが、「日雇い」というのは、放送禁止用語だったのでは。自主規制されていたものが、若いディレクターあたりがそうとは知らず、使っているのだろうか。「日払い」と言い換えているところもある…

なしくずしの死

真夏の夜のジャズということで、YouTubeで阿部薫の演奏。 阿部薫は伝説のアルトサックスプレイヤー。 1978年に、29歳で死んだ。 動いている姿を見たのは初めてです。ビデオの終わりの方に映っているのは、五木寛之だと思うけど、何かの番組なのだろうか。 そ…

イルカの絶滅の日

ヨウスコウカワイルカが絶滅、人為では有史以来初 (産経新聞 8月10日) 「長江の女神」ともいわれる希少種の中国・長江(揚子江)の淡水イルカ「ヨウスコウカワイルカ」について、日・中・米・英の研究者による調査チームがこのほど、英王立協会の生物学専…

コラムの書き方

福田和也『ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法』1、2まあ、こういう本は、イチローに「毎年3割を打つ方法」を、たずねるようなもの。彼と我とでは、そもそも才能が違う。毎月刊行されている新書をすべて読む宮崎哲弥は、自分より読書量の多い人に、福田和也…

テロリストの叙情

元「頭脳警察」のPANTAが、重信房子の詩に曲をつけ、アルバムを出した。FOOTSTOMP徒然ダイアリー連合赤軍の永田洋子は、獄中で少女漫画風のイラストを描いていて、大塚英志はそれを「乙女チック」とフェミニズムの観点で、論じていたが。日本赤軍の重信…

女性党 ブスの産地

「週刊新潮」8月9日号の記事から。 「女性党」の正体は「化粧品会社」だってこれはびっくり。比例区70万票も獲得した「女性党」の母体は、アイスターという化粧品会社だという。社主は元創価学会員であり、宗教法人「和豊帯の会」の教祖。ウィキペディアによ…

うつけ者

ミニバイクの酒気帯び運転で、さすが「うつけ者」の子孫、との声もあるフィギュアスケートの織田信成選手であるが。 ほんと、信長によく似た顔をしている。もっとも信長の顔なんて、教科書の挿絵でしか知らないのだが。織田信成選手は、信長から数えて十七代…

時をかける少女

テレビでアニメ『時をかける少女』 なつかしいなあ、と思いつつ見る。少し気になることがあったので、書店へ寄ったついでに、原作の文庫本を立ち読み。それで、いったん本を書棚に戻し、別の棚を回って、やっぱり買おうと思って、戻ると、書棚から本が消えて…

ポゴ党

選挙は盛り上がっているのだろうか。泡沫候補ウォッチャーとしては、どうも物足りない。そこで、ドイツ無政府主義ポゴ党(略称 APPD)を紹介。ドイツというと、ネオナチが有名であるが、ちゃんと対極の人たちもいるんですね。 2006年の時点において、750名ほ…

みんなで軍歌を歌おう 「放送禁止歌」ラジオ特番で一挙放送 国内で発売中止や放送自粛にあった歌の数々をTBSラジオが一挙に放送、紹介する。 22日午後7時から特別番組「TABOO SONGS〜封印歌謡大全」を編成。封印された背景などに触れながら…

筑波大の女

その話を、鴻上尚史のエッセイで読んだのは、もう十年も昔か。 それで、最近の『ヘルメットをかぶった君に会いたい』という単行本でも、また同じ話を書いていたので、まあ事実なのだろう。 筑波大学の前身は、東京教育大学。それが、つくばに移転することで…

また選挙か

社会学者の橋爪大三郎に、『民主主義は最高の政治制度である』(現代書館)という著作があって、まさにそのタイトル通りの主張なわけですが、しかし、そこには留保があって、決して、民主主義が「理想」だからではない。民主主義に代わる、より優れた政治制…

ヲタクは痩せ、あるいは太る

岡田斗司夫の映像を見て驚いた。激ヤセ。 別人みたいに痩せている。だいじょうぶか、と思ったら、ブログによると、ダイエットの成果らしい。 しかし、半年で30キロ以上落とすなんて、やっぱ、危険があるような気がする。反対に、東浩紀はますます太っていて…

マッチと明菜

中古ビデオを、ついつい買ってしまう。 『愛・旅立ち』を、100円で買う。近藤真彦と中森明菜、共演の映画。 内容は、まだ見てないけど、どうせ「ヤンヤン歌うスタジオ」でやってた青春ドラマみたいなもんだろ。 不治の病に冒された少女と、彼女に生きる希望…

奥崎謙三の政見放送

そろそろ選挙で、またおもしろい政見放送に期待したいですが。今回の顔ぶれを見たところじゃ、タマ不足かな。ドキュメンタリー映画『ゆきゆきて神軍』の時、奥崎謙三氏は、原一男監督に、こんな提案をしたという。 「靖国神社で慰霊祭があるんです。私、その…

鹿鳴館

劇団四季の『鹿鳴館』 観たいなあ、と思ってたら、教育テレビ「劇場への招待」でやっておりました。宝塚と劇団四季というのは、どうも、おれなんかが迂闊に足を踏み入れちゃいけないような、なんか気後れしちまう場所なのですが、観るとけっこう、満足感が得…

試験は人を狂わせる

新聞記事より。 「運転免許合格させないと爆破」で逮捕 「普通運転免許の学科試験に合格させないと運転免許センターを爆破する」と脅したとして、埼玉県警鴻巣署は8日、職務強要の疑いで、同県朝霞市の42歳の男を逮捕した。男は運転免許の学科試験に70回以…

飢餓海峡

内田吐夢監督の『飢餓海峡』左幸子、伴淳三郎の名演で知られ、名画との誉れ高いが、今見直すと、はたしてそうか。まあ、3時間は長く感じましたよ。この程度の推理小説なら、2時間ドラマでまとめられる内容。原作者の水上勉というのは、松本清張の二番煎じで…

ユーモアは国境を越えない

『殺人の追憶』がよかったので、ポン・ジュノ監督『ほえる犬は噛まない』を見ましたけど。うわー、これはひどい。犬の首にロープを巻いて、天井からつるす。犬をマンションの屋上から投げて、殺す。埋められた犬の死体を、掘り返して、食う。これコメディと…

レディ・イン・ザ・ウォーター

M・ナイト・シャマラン監督というのは、作品を撮るたびに、信用を失っているような気が。 新作『レディ・イン・ザ・ウォーター』『文学界』2006年11月号・阿部和重×中原昌也の対談で、絶賛されておりましたのでとりあえず。まあいつものシャマラン節というか…

オラ、机龍之介

市川雷蔵主演『大菩薩峠』全3巻をDVDで。 『大菩薩峠』『大菩薩峠 竜神の巻』(三隅研次監督) 『大菩薩峠 完結篇』(森一生監督)市川雷蔵は、眠狂四郎よりも、こっちの方が好きです。この机龍之介という主人公は、理由もなく人を斬る。大菩薩峠で、孫娘を…

大いなる幻影

黒沢清監督の映画『大いなる幻影 Barren Illusion』 DVDを借りてきて見ているうちに、あれ? この映画、前に見た。と気付く。まあ、内容を忘れてしまう映画ですから、その程度のものでして、公開時に映画館で見たのですが、さっぱり、わかりませんでした…

どろんこ祭りと破傷風

暖かくなりますと、各地で、「どろんこ祭り」なるものが開催されます。どろどろの田んぼの中で、大人も子供も全身を泥だらけにしながら楽しげに遊んでいる映像を、ニュースなどで見るわけですが、破傷風にならないのか、と老婆心ながら心配になります。破傷…

金儲けとスピリチュアル

読売新聞のコラムより 大澤真幸「スピリチュアルブーム・新宗教第3ステージへ」大澤氏によると「新宗教」の歴史は、次のようになります。 <新宗教> 幕末以降に誕生した宗教<旧・新宗教> 明治維新期や、戦後当初の激動期に誕生 特徴:おもに「貧・病・争…

伝説のウドフェス

ビートルズ世代というのは、信用できない。 当時は、ビートルズよりも舟木一夫の方が、人気があった。と中森明夫が書いていたが、その通りであろう。 日本のポピュラー音楽史的にも、舟木一夫のほうが重要である。 みずからを、ビートルズ世代などといい、『…

2億5千万ドル

英文のメールが来て、おれが宝くじに当たったと、ぬかしやがる。 その額、2億5千万ドル。TBSを買収してやる… とか、林家正蔵にご祝儀やるか… とか、夢想にふけりつつ、「南アフリカ ワールドカップ 宝くじ 2010」なんて、見るからに怪しい。ネットで調…

ロング・グッドバイ

村上春樹・訳『ロング・グッドバイ』 レイモンド・チャンドラーの傑作ハードボイルド。『長いお別れ』という邦題よりはいい。 その構成を研究して(パクって)、『羊をめぐる冒険』が書かれたのは、わりと知られております。 あいかわらず売れているようで、…