2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

下劣な森繁久彌

森繁久彌が黒柳徹子に「一回どう?」と言い続けていたというのが、さも素敵なエピソードのように語られる風潮がきもちわるくて吐き気がする。 トニー谷は、舞台裏で日劇のヌードダンサーたちに抱きつき触りまくり、女性漫才師の楽屋に乱入しては「おい! お…

世界の中井貴一

中井貴一はいつどこで見ても中井貴一だから安心できる中井貴一である。映画にしろドラマにしろ中井貴一が出てくるだけで、あっ中井貴一だ、とわかる。私は演技については素人であるしそれがうまいのかへたなのかもよくわからないが、中井貴一は何の役をやっ…

雨音は夏目三久の調べ

夏目三久と芸人の有吉がどうしたこうしたというのがよくわからなくて、2ちゃんを見たらそういうことだったのかと事情がわかりすぎてびっくりした。私は朝の番組に出ている夏目三久にわりと好印象を持っていて、短髪で色白でさわやかで清楚な雰囲気からもし…

大女優の小さな事務所

吉田羊の所属事務所が小さいというのでそのホームページを見たら本当に小さくてびっくりした。社長兼マネージャーの女性と二人きりでやっているのだという。 ホームページの作りもちゃちで、ああこういう小劇場上がりの売れない女優は日本中に腐るほどいるよ…

嫁の名は。

新海誠監督の妻が三坂知絵子だというのを知り、びっくり仰天。成宮観音という名でセーラー服着て「SPA!」に出てたっけ。月蝕歌劇団で見たなあ。そういえば何年も前に、出産したとかブログで読んだことあった。まさか相手が新海誠とは。庵野秀明の嫁とか、男…

おたくの名付け親

1981年公開の映画『セーラー服と機関銃』の中で、薬師丸ひろ子は相手役の男たちを「おたく」と呼んでいる。 「どうしたの? おたくたち、授業中じゃない?」といった調子である。 当時、この「おたく」は、たんなる二人称代名詞であった。しかしながら、「き…

テレビという見世物小屋

「感動ポルノ」ということを唱えたステラ・ヤングのTEDの記事を読んだが、その意味するところがまだよくわからない。 「自分の人生はうまくいってないけど、もっとひどい人だっているんだ」と思わせるために、健常者に感動を与えるためのモノとして障害者が…