小池一夫がTwitterで、わざわざ「ん」だけをカタカナで「ン」と書いていたが、倉本聰もそうである。 あれはおそらく、漢文の送り仮名の影響であろう。岡本梨奈の 1冊読むだけで漢文の読み方&解き方が面白いほど身につく本作者:岡本 梨奈発売日: 2019/03/09メ…
ちょっと前までは無料で見られる学習動画といってもNHKの高校講座くらいしかなかったのだが、あれよあれよという間にいっぱい配信されてて、けっこうなことである。俺は学校嫌いの勉強好きだったので、こんなのが子供の頃にあったらもう学校行かないで、ずっ…
堀新『13歳からの天皇制』を読む。 憲法の天皇に関する条項は、いったいこれは何なのだろうか。 天皇という存在が憲法によって規定されたのは、明治時代の大日本帝国憲法からであるが、これは第1条で「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」と定め、第4…
無観客ライブというのもずいぶん当たり前の言葉になったが、おれが初めてその言葉を聞いたのはアントニオ猪木対マサ斎藤による巌流島の戦いだった。時間は無制限、ノールール、しかも無観客でプロレスをやったのである。 実際の試合では、立会人がいて、ビデ…
読売新聞に肥田大二郎『ドクトル大二郎三浪記』なる本の広告が出ていた。 近年いくつもの医学部入試で、女子学生や浪人生を不当に差別している事実が判明した。本書は三浪で国立大医学部に合格、現在、評判のクリニックを経営している著者70歳の青春物語であ…
「葬式ごっこ」事件からもう34年か、と思いながらNHK「事件の涙 34年ごしの宿題」を見る。 事件を取材していた元新聞記者が、あの時の担任の証言を取れなかったことを悔やんで再び取材を始める。しかし、ようやく元担任に面会するものの、「生徒に頼まれてし…
「とくダネ!」で、伊藤隼也と古市憲寿が大ゲンカしたと話題です。 古市憲寿といえば、安倍昭恵に「まだ夫とSEXするんですか?」とズバリ聞くほどの社会学者ですから、伊藤隼也のことも「ちょっとなんか信じられない」と生放送の番組でズバッと上から目線…
アメリカ西部ワシントン州のリッチランドに留学した高校生が、その高校のロゴマークがキノコ雲であることに驚き、それについての違和感を動画で訴えた、というニュースがあった。 リッチランドは、長崎に投下された原子爆弾のプルトニウムを生産していた。戦…
コロナ騒ぎのせいで、マスクとトイレットペーパーがなくて困っているが、まあ人間というのはこういうものだよなという諦念がある。 あなたと同じように誰もが行動したなら、いったいどうなるのか、と考えてみること。 わかっていても、これができない。 ジョ…
かつては党派性などと言ったが、普段えらそうに政府を批判しているやつらが、映画や演劇や音楽や文学など自分が与する業界で不祥事が起きたとたんに、いっせいに口をつぐむか、愚にもつかない擁護をはじめる姿を目の当たりにすると、いまだに我々は部族社会…
ジョセフ・ヒース著/栗原百代(翻訳)『啓蒙思想2.0』に、面白いことが書いてあった(94頁)。もとはゲルト・ギーゲレンツァー著/小松淳子(翻訳)『なぜ直感の方が上手くいくのか?』にあるエピソードである。 ある野球チームのコーチが、外野手の捕球ミスが…
ゲアリー・マーカス著/鍛原多惠子(翻訳)『脳はあり合わせの材料から生まれた』を読む。 原題は「クルージ(KLUGE)」という。これはエンジニアやプログラマーが、根底にある問題を本当には解決しないで、とりあえず暫定的な「あり合わせ」の解決策を説明する…
アメリカ人の二割が、アポロ11号の月面着陸はなかったと信じている。キリスト教原理主義者は、ダーウィンの進化論もデタラメだと思っている。 いくら証拠を積み上げたって彼らを説得することはできない。なぜなら知識の構成には二つの限界があるからだ。 以…
令和になつてから、ろくなことがない。これは元號が惡いからだ。 一世一元などは明治時代に作られた制度にすぎない。 これほどの禍事が頻發するのであるから、江戸時代以前の日本古來の傳統に則り、改元すべきである。 然もなくば、更に恐ろしい事になるであ…
ピエール・バイヤール著/大浦康介(翻訳)『アクロイドを殺したのは誰か』(筑摩書房)を読んだ。 私が推理小説に興味を失ったのは、というよりもとから興味を持てなかったのは、真犯人というものは、いかようにでもこじつけできると思うからである。だから…
ピエール・バイヤール著/大浦康介(翻訳)『読んでいない本について堂々と語る方法』を読んだ。 テクスト論という胡散くさい批評理論があって、私は全く信じていないのだが、作品は作者の意図とは無関係に解釈されるべきだという流派である。だから小説を読…
演劇界の坊っちゃん文学賞と呼ばれるあの岸田國士戯曲賞が、なんとあの宮沢章夫のせいで大荒れです。 宮沢章夫といえば、早稲田大学文学学術院の教員でありながら、あの殺人集団の革マル派でさえ苦笑いするような暴行事件を起こしたことで知られています。宮…
「生理ちゃん」という気持ち悪いマンガでブレイク中の小山健の、幼女や佳子さまにチンポをなすりつけて射精するマンガ「なすりつけ太郎」が、関西国際空港海外旅行保険やユナイテッドアローズという一流企業に大人気です。 小山健といえば、極左暴力革命集団…
大臣が不祥事で辞任するたびに、安倍総理の任命責任が問われる。ならば、安倍総理を任命した天皇の責任も問えばどうか。 憲法第六条では、「天皇は、国会の指名に基づいて、内閣総理大臣を任命する」とある。 もちろん第三条に、「天皇の国事に関するすべて…
大戸屋の公式twitterがノリノリで『ガイアの夜明け』を宣伝してましたが、15時間労働が当たり前の職場で、住宅ローンと子供の学費のために働く店主や、外国人留学生や、「タイミー」の派遣バイトのみなさんが、社長に怒鳴られながら泣きながら定食を作ってい…
「オリンピックやるなら開会式の演出するよ。頭下げてお金を一杯くれるなら。あと盛り下がっていいなら」 「俺は東京オリンピックにすら全く興味がない」 「大金を積まれればやるということだけは決定しています」 「テキトーに考えて、プロジェクション・マ…
「こんなに放射能を撒き散らしている国なんかにオリンピックなんかやらせるわけにはいかない」「何億積まれても断る」と、激烈な批判を繰り返していた反骨のパンクロッカーで演劇人のケラリーノ・サンドロヴィッチが、コロッと寝返って、パラリンピック開会式…
山内マリコが田嶋陽子の再評価について書いている。そこで、次の文章が引っ掛かった。 私たちはテレビの中で、中高年男性に対する模範的な態度を吹き込まれ続けている。森繁久彌に「1回どう?」とセクハラされたことを、大物女優が笑顔である種の「名誉」の…
フェミニストが絶賛する「生理ちゃん」の作者である小山健が、昭和天皇の肖像を焼いて勇名を馳せた大浦信行に負けてなるものかと、佳子さまにチンポをなすりつけるマンガを描いて天皇制を徹底批判したと話題です。 さすが極左団体「中核派」の活動家で逮捕歴…
柳美里が作詞して、長渕剛が作曲した福島縣立小高産業技術高校の校歌がある。 曲の方はともかく、歌詞がひどい。 「懐かしき 海の音 滿つる」などと文語表現を用ゐながら、「海ありき 海ありき 村上海岸」と續くのだ。 ありきの「き」は過去を表す助動詞であ…
山城新伍が昼間にやっていたテレビ番組に永六輔がゲストで出て、無名人名語録を紹介するというので、「まんこと言ってはいけません。ちゃんとおまんこと言いなさい」とやったのを見て、下劣なやつだと思ったことがある。 しかし、永六輔のそういう下劣なとこ…
血液クレンジングには、医学的に何の効果もないということで、じつに残念である。オゾンガスなんかを血液に混ぜて体内に戻したら死ぬぞ、というのであれば、おもしろかったのに。koritsumuen.hatenablog.com
Eテレでやっていた『フランケンシュタインの誘惑E+』をずっと見てたんだが、ほんとおもしろい。数ある天才の中でも一番すごいのが理系の天才だというのがオレの持論なんだけど、スポーツや芸術の分野で天才が出現してもそれで人々の生活が変わるわけじゃなし…
オレもとうとう焼きが回ったなと思うのは、石原さとみと深田恭子がわからなくなった。シン・ゴジラに出てたのはどっちだっけ? というありさまである。 それはしょうがないとして、もっと大きな問題は、オレがこれまで石原さとみだと思っていたのは、じつは…
「食べログやくざ」とは、うまいこと言うものである。IT企業がやってることは、ヤクザが昔からやっている。 たとえば実業家の前田裕二は、路上で弾き語りをしていた経験から動画配信アプリのSHOWROOMを作ったというのだが、ここで配信をするアイドルにファン…