2009-01-01から1年間の記事一覧

いまひとつの土曜日

『リミット・刑事の現場2』最終回。 最後は新派大悲劇みたいになってしらける。それまでリアルな演出だったのに、まあ出ている役者があれだから、ラストはあんな絶叫芝居をやりたくなるんだろうなあ。拳銃をかまえてから長々と話したり、空に向って死んだ恋…

名探偵おまいら

ども、自称プロサーファーです。 二年ぐらい前に旧ブログで、酒井法子は結婚なんかしないで、アジア中心に活動していたら、いまごろテレサ・テンのようになれてたのに惜しいなあ、薄幸そうな人だなあ、とか書いたら、のりピーファンから「いまだって年収1億…

村上春樹に直木賞を

芥川賞・直木賞というのは、紅白歌合戦みたいなもんだ。 紅白歌合戦というのは、たかがNHKが放送する歌番組に過ぎないのに、なんで毎年ほかの民放各局までが大騒ぎするのであろうか。 いまどき、「紅白に選ばれたからすごい歌手だ」などと思う人も少なか…

アイスクリームこわい

いや、じつはおれにも、ひとつだけ怖いものがある。 つい勢いで啖呵切っちまったけどさ、思い出しただけで寒気がしてきた……、ああ、脈が早くなってきた……、む、胸が苦しい……、ウウッ、持病の癪が……。 おれの、怖いものは……、ア……、アイスクリーム……。 よ、よ…

美人のことなら俺に訊け

ミス・ユニバース日本代表の衣装に批判殺到「下品だ」「売春婦のようだ」 というニュースだけど、上は着物で、下はピンクのガーターベルトってのは、奇抜だけど、まあファッションなんて何でもありなんで、それはそれとして、 総合プロデューサーであるイネ…

はたち過ぎればただの官僚

TBSの『官僚たちの夏』だけど、こういう紙芝居みたいなドラマを当の官僚たちはどういう思いで見ているんだろうなあ。 頭がよくてエリート意識のある人間というのは、一筋縄ではいかない屈折の仕方をしているもので、たとえ国家的なプロジェクトに関わってい…

ふしぎな映画会社

『週刊新潮』(7月16日号) 映画「斜陽」の脚本家は男なら誰でも知ってる元有名AV嬢 という記事を読む。 へえ、あの人がねえ。たしか学生時代はソフトボール部だっけ。ずっと前そんなインタビューを読んだことがある。ああ、おれも男だな。 それよりも、彼…

ホームドラマ

山田太一のシナリオ本『それぞれの秋』(大和書房・1982年・初版)を読んだんだけど、こんなシーンがあった。 ●風呂場 稔、入っている。ドアがあけてあり、麗子、ベラベラしゃべっている。稔、面白くない。 稔の声「ぼくが帰って来た時は、親父も兄貴も寝て…

米債権

6月10日のニュースで、 イタリアからスイスに1340億ドル(約13兆1000億円)相当の米債券を持ち出そうとした日本人2人が、イタリアの財務警察に拘束され、債券が押収された、というのがあったんだけど、これってすごい事件じゃないか。 それなのに…

金がないのは

西原理恵子がよく「金がないのは首がないのと同じ」という言葉を使ってるんだけど、ネットで調べると、もとは歌舞伎にあるセリフらしい。いやこれも近松の戯曲にはないらしいので、役者のアドリブとか。 しかしまあ、西原が歌舞伎を観ているわけもないので、…

大ショック

今日ネットで知ったんだけど、これはショックだなあ。最近はこんなニュースばっかりじゃないか。もう、ほんと、いやになる。まさかなあ、まだわかいのに、もったいない。 どうしてこう悲しい出来事ばかりがおこるんだろうなあ。どうにかならなかったのかなあ…

そして精神科医は野放しにされる

足利事件が冤罪だということで、あいかわらずマスコミが騒いでますが、どうも肝心なことが問われていないようです。それはあの犯人とされた人物に対して、福島章教授が行った精神鑑定についてです。 足利事件一審では、裁判所が福島章教授に、被告の精神鑑定…

てか、地球やばくね?

コンビニで売れ残った弁当を、ブタのエサにして、それで育ったブタがまたコンビニ弁当の食材になるというようなことを、環境に配慮した試みで、すばらしいですね、とテレビが伝えていた。それまではゴミとして捨てられた残り物の弁当をリサイクルして、資源…

西原理恵子ほうろうき

社民党の保坂展人はかつて「反管理教育運動」の闘士で、「青生舎」というグループを主宰していた。そこはそうした左翼運動に共感する若者たちの活動の拠点になっていて、そこに関係していた若者でのちに有名になったのが、外山恒一、藤井誠二、西原理恵子だ…

有名人と無名人

竹中労『芸能人別帳』(ちくま文庫)の解説で、関川夏央が次のように書いている。 竹中労が現在の日本の芸能ジャーナリズムの原型をつくった。 戦前、世間は芸人を見くだしていた。見くだしつつ芸人の芸を愛していた。芸人の側には芸を誇る気持はあっても尊…

ブラックな笑い

落語家というのは何の取り柄があって、あんなにえらそうにするのだろうか。ああいうのをありがたがる客がいるから、ますます横柄になるのだろう。 それにしても落語家ふぜいが、おれより金を持ってるは女にもてるは、そんなやつの高座なんかで誰が笑えるかと…

もうお金なんか作らないでほしい

赤瀬川原平というと「千円札裁判」が知られておりますが、*1かんたんに説明すれば、千円札を勝手に印刷して、それを芸術作品として発表したところ、「偽札」として警察に取り調べられて、有罪判決を受けたという事件。 それからさらに、赤瀬川氏は、今度は本…

そして誰もいなくなる

栗本薫さんが亡くなったけど、まだ56歳という若さに驚いた。魔女だからもっと年食ってたのかと思ってたら、村上春樹(60歳)より、若い。 両人とも早稲田の出身だし、キャンパスですれちがったこともあるんじゃないかな。そういえば群像新人賞の出身という…

生涯に一作か二作

ロイ・アンダーソン監督の『散歩する惑星』というのは、ふしぎな映画だった。 みょうに間合いが長くて、おかしな人物がいろいろ出てきて、それぞれのエピソードがなんとなくつながっていて、映像に独特のふんいきがあっておもしろかった。 CGを一切使わず…

コメディ

ビートたけしの演技というのは、伊東四朗の影響を受けているのではないか。 以前に、伊東四朗の出演する舞台を見たときに、遠くから見てるとまるでたけしがいるような気がしたので、そう思ったのだが、もしかしたら、ああいう動きとか台詞回しとか、間合いと…

遺作

NHKのスペシャルドラマ『坂の上の雲』だけど、脚本・野沢尚となっているよね。 自殺した野沢氏が最後に手がけた脚本ということになるんだろうけど、いったいどの程度まで書き進んでいたのだろうか。 なにしろ脚本を執筆する前に、登場人物の綿密な履歴を…

殺人観光ツアー

今村昌平の『復讐するは我にあり』をDVDで見たんだけど、これの付録映像に、なんか観光ガイド風のビデオが収録されていた。 若い女性レポーターが案内役となって、「この旅館で、映画の撮影が行われました」なんて紹介するのね。映画のロケ地や、作品の舞…

オバはん編集長

最近の『週刊新潮』はどうしちゃったんだろうと、長年の読者としては心配なのだが、朝日新聞襲撃事件犯の告白手記については、ネットゲリラの記事によると、『新潮45』前編集長のN女史のごり押しが原因だとか。 オバはん、やっちまったな。オバはん編集長…

日曜の朝を返せ

日曜の朝にのんびりと、NHK教育の『日曜美術館』を見るのが、おれのささやかな楽しみだったのだが、司会者が、あの姜尚中に変わった。なんで美術番組にこんな政治学者を使うのか。 「やわらかな物腰と静かに語りかけるような独特の口調」(番組サイトより…

まさか林佳樹じゃないよな

「X JAPANの、YOSHIKIが今度出る本で、本名を初公開するそうだ」 「まさか林佳樹じゃないよな」 「いや、おれも林佳樹かと思ってたんだけど。ずっと前から」 「ちがうのか? 林佳樹じゃなかったのか」 「初公開だってヤフーのニュースに出てたから、まさか…

ブランチとか見てるやつ

TBSの『王様のブランチ』のブックコーナーに、茂木健一郎と竹内一郎が出ていました。茂木健一郎が『化粧する脳』というのを出して、竹内一郎が『見た目で選ばれる人』という本を出したそうで、お二人で、「見た目」でモテる方法について語っておられまし…

遠近法

月船さららさんも脱がなくていいのになあと思う女優の一人なのだが、こんなサイト見つけてしまって、 おっさん、顔でかすぎだろ、常識的に考えて…http://www.loaps.com/looker+index.id+61.htm 宝塚退団の挨拶がおもしろい。 【ニコニコ動画】月船さらら退団…

サネイエ

『時効警察』に出てたサネイエって、おもしろくて好きだったんだけど、彼女って出演した映画でほとんどヌードになっておりますなあ。別に脱がなくたって、いいのにという気がするんだけど。あと、youtubeで真木よう子と一緒のを見たら、関西弁しゃべっていて…

シンクロニシティ

足の小指を、ドアの角にぶつけて、もういたい、いたい。 しばらくその場に、うずくまった。泣きそうだ。 小指の爪が黒くなってるから内出血でもしてるのだろう。 そしたら図書館から電話があって、予約していた本が入ったから取りに来いとのこと。 足の痛み…

なかみー

フジの『とくダネ!』に出ている中野美奈子のツラ構えがじつにいい。とくに小倉が得意げに自慢話をはじめたときの、中野美奈子の、人の話を聞く気もない、あの殺気をおびた目つきというのは、見ていてぞくぞくする。 育ちがちがうのだ。 小倉智昭が自宅に何…