出版関係者、及び報道機関各位。
「孤立無援のブログ」管理人、電八郎です。
このたび、私は片岡大右、および「本屋B&B」を運営する株式会社NUMABOOKS(代表取締役・内沼晋太郎)を相手取り、名誉感情侵害に基づく損害賠償請求訴訟を提起いたしました。
ここに、その概要をご報告いたします。
事件の発端
2023年2月27日、本屋B&Bにて、「“炎上”を超えて小山田圭吾と出会いなおすために」と題した販促イベントが開催されました。(出演者:片岡大右、石田月美、kobeni)
この販促イベント内において、私に対する侮辱的発言が確認され、看過できないと判断し、今回の提訴に至ったものです。
shinsho-plus.shueisha.co.jp
抗議と対応要請
販促イベント終了後、私は本屋B&Bに対し、下記の要旨で正式な抗議と要求を記したメールを送付しました。
本屋B&B 運営責任者殿
「孤立無援のブログ」というブログを運営しております電八郎と申します。
貴殿が2月27日に主催したイベント 片岡大右×石田月美×kobeni「“炎上”を超えて小山田圭吾と出会いなおすために」について、次のとおり申し入れいたします。当イベントにおいて、片岡大右が「孤立無援のブログね、この本でも書きましたが、あれはあくまでも個人のブログでね、しかも今から考えてみれば、極めて悪質な編集がなされた記事なわけです」等と発言しています。
これは私及び私のブログに対する誹謗中傷であり、虚偽の風説の流布であることから、私の名誉と信用を毀損するものです。
よって当方は貴殿と登壇者らに対し、以下のとおり配信停止、謝罪文の掲載、慰謝料を請求します。1 アーカイブ動画の配信と販売を停止してください。
2 貴殿のホームページ上に、片岡大右の発言が事実に反する嘘であったことを認めた上での謝罪文を掲載してください。
3 登壇者の片岡大右、石田月美、kobeni、それぞれの本名と住所を教えて下さい。
4 慰謝料その他の損害賠償金として、金十万円の支払いを求めます。3月20日までに回答をお願いします。
貴殿が誠意ある回答をお示しにならない場合は、やむを得ず然るべき法的手段を講じる所存です。「孤立無援のブログ」管理人:電八郎
その後の経緯と提訴の理由
この抗議に対し、本屋B&B側からは納得のいく回答は得られませんでした。
私は、名誉を一方的に傷つけられたまま沈黙することはできませんでした。
そのため、表現者としての権利と尊厳を守るため、やむを得ず訴訟という手段を選びました。
本件訴訟の意義
本件は、単なる個人間のトラブルにとどまるものではありません。表現者の責任とは何か、メディアの役割とは何か。
そうした本質的な問題を、改めて問い直す機会であると私は考えています。
問題の本質は、片岡大右ひとりの言動にあるのではありません。
出版物という形で世に流通した以上、その制作過程に関わった編集者、出版者、さらには同様の言説を拡散したライターたちにも、倫理的・法的責任があると考えます。
私に何の取材もせず、事実確認を怠り、個人を貶める内容を編集・出版し、あるいは無批判に引用・流通させた責任は、決して小さくないはずです。
本件を通じて私は、こうした構造的な問題についても、法廷の場で明らかにしていきたいと考えています。
私には法律知識など、ほとんどありませんでした。原付免許の学科試験にも落ちました。
しかし、マンガとテレビドラマで法律を勉強し、訴状も準備書面もすべて自分で書いて闘っています。
なお、本件はすでに係争中であるため、詳細な主張や証拠の提示については、適切に法廷にて行ってまいります。
今後の展開につきましても、適宜ご報告させていただきます。