カウンター・カルチャーの失敗

 北尾修一に釣られるようなやつは、リテラシーがないんだよ。ツイッターはバカ発見器。
『クイック・ジャパン』を一次情報だとか原典だとか、ジャーナリズムの「いろは」も知らない。
 一次情報とは、自分が直接体験して得た情報。雑誌の記事はそれを編集した二次情報。ググれカス。

 雑誌を情報源(ソース)とするなら、その信頼度をチェック。論文査読のある学術雑誌と比べれば、『クイックジャパン』なんか三流雑誌。チラシの裏便所の落書き
 そのチラシの裏を信じるやつがいる。オレオレ詐欺もなくならないし、陰謀論もなくならない。
 橘玲までもが、「北尾修一さんによる素晴らしい検証記事」などとツイートしたのは、しっかり記憶しておきたい。「主張にはエビデンス(証拠)がなければならない」と書いている橘玲黒歴史

 太田出版小山田圭吾の謝罪文で、「村上清のいじめ紀行」が差別記事であることは確定済み。拡散は差別を助長する。
 モーリー・ロバートソン毎日新聞も何ら問題なし。
 橋下徹は、五輪で小山田の楽曲を流すことは日本の恥だと言った。橋下徹にからんでみろよ。どうせ相手にされない。弁護士が怖いか。その程度。 

 吉田豪が「いじめ紀行」を悪趣味サブカルの視点から語ってるが、これは問題をズラしている。
 渋谷陽一赤田祐一も、影響されたのはサブカルではなくカウンター・カルチャーだ。根は社会派。
 だから彼らにとってのロックやマンガは、既存の高級文化(ハイ・カルチャー)への対抗文化だ。学生運動やヒッピー文化の延長での社会変革。
 それでカウンター・カルチャーを牽引した『ローリングストーン』みたいな雑誌を作ろうとしたわけだ。インタビュー記事や、ニュージャーナリズムといったスタイルもこれの物まね。
 ところが、渋谷陽一赤田祐一もジャーナリズムについては素人同然。情報の裏を取らない。
ロッキング・オン』なんか、ジミー・ペイジの許可も取らずに、「架空インタビュー」というものまで掲載した。やばいと知りながらやる確信犯。

 著名人にインタビューして、そのまま垂れ流す。情報の真偽も確認せずに。それが日本の「ニュージャーナリズム」。面白ければいい、売れればいい。ゆるい基準。で、今がある。
 そのツケを、小山田圭吾インタビューで払わされた。
 ジャーナリズムのふりをしたヨタ記事。
 これが問題の本質。

 ここまで書けるのは、俺だけ。
 なぜか。この問題に触れると自分の首を絞めることになるから。

 情報の裏を取って記事を作るには、そりゃ手間がかかるわけだ。
 取材に人員と金と時間をかけている新聞でさえ、誤報はある。 
 雑誌の記事なんか、ほとんどデタラメ。話半分のヨタ記事。

 芸能人にインタビューして、そのまま活字にするだけ。映画会社やレコード会社からもらったプレスリリースをそのまま書き写すだけ。楽なもんだよ。
 飼いなされたライターどもに、北尾修一を批判できるわけがない。

 批判は自分に戻ってくる。ブーメラン。だから仲間をかばう。
 でも気をつけな。

 俺を含めて、全員悪人。

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