事件

世界からオリンピックをなくすために

オリンピックの開催がきまり、都立葛西臨海公園にカヌー競技場が建設され、それによって環境が破壊されるというので反対運動がおきている。次のブログを読むと、なんともやりきれない気持ちになる。 25年かけて取り戻したもの、今、一瞬に たしかに、かつて…

原田宗典と大人計画

原田宗典が覚醒剤所持で逮捕されたというのは、なかなかびっくりした。金もあり女にもてそうな作家だったがそれでも心には暗いものを抱えていたのか。 松尾スズキの主宰する大人計画に『ヘブンズサイン』(1998年)という芝居があって、この中で原田宗典がバ…

人は生涯にいくつのタフマンを見るか

バレンティンがとうとう王選手のホームラン記録55本を抜いた。たいしたものである。 それにしてもヘルメットに貼られたタフマンの広告は何とかならぬものか。記録がかかった大事な試合である。あの映像が後世まで残るのである。ヤクルトもちょっとは考えろよ…

がっかり感、ハンパねぇ

新型ロケットのイプシロンの打ち上げに成功したが、あれはこの前の失敗の方がおもしろかった。 なにがおもしろかったかと言えば、打ち上げを楽しみに見守っていた子供たちが、3、2、1、とカウントダウンを始めて、いよいよ飛ぶぞと思ったときに、あれ……?…

国民栄誉賞は憲法違反である

国民栄誉賞は「法の下の平等」を定めた憲法第十四条に違反していないか。 内閣府による国民栄誉賞の規定によれば、「この表彰は、広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えることを目的とする」と…

作られた「大阪のおばちゃん」神話

読売新聞の「ホンマはおらん!?『大阪のおばちゃん』」という記事より。 「探偵!ナイトスクープ」のプロデューサーである松本修氏が、国立民族学博物館のPR誌「月刊みんぱく」12月号に「『大阪のおばちゃん』というフィクション」というエッセーを書いた。…

ドーベルマン奥さん

反町隆史のドーベルマンが襲ったのは、佐藤可士和の奥さんだったのか。あのマンションの家賃が高いのにもびっくりしたけど、佐藤可士和なら払えるよなあ。 佐藤氏といえばユニクロやツタヤのブランディングを手がけていることで有名であるが、これで奥さんも…

天国と地獄のような 

長野県の「しなの鉄道」で、沿線に植樹されていた桜の木が何者かによって伐採された。現場は鉄道写真を撮るのに絶好のロケーションであることから、何者かが撮影のために、邪魔になる桜の木を切ったのではないか、と言われているようだ。そういえば私も、よ…

干されない人たち

紅白で斉藤和義が「NUKE IS OVER(原子力は終わった)」と書かれたギターストラップを付けて出演したことが話題となっている。斉藤は福島の原発事故が起こった際にも、「ずっとウソだった」という脱原発ソングをYouTubeにアップしている。 自分の信念におい…

密教最強説

仏教というのは生きていくのにクソの役にも立たないことを教えてくれるというのが俺の考えなのだが、しかし密教だけはちがう。昭和45年ごろに水俣病や四日市喘息などの公害病が社会問題になったとき、密教系の僧侶たちが立ち上がり、「公害企業主呪殺祈祷僧…

村上春樹はなぜ芥川賞を逃したか

読売新聞の「編集手帳」に、こういうことが書いてある。丸谷才一について。 合唱も打ち負かす伝説の大声をじかに浴びたのは、3年ほど前である。食事をご一緒した折、質問をした。村上春樹さんの小説が芥川賞の選に漏れたとき、丸谷さんは選考委員でしたね。…

上野千鶴子にスピード違反を学ぶ

上野千鶴子のブログを読んでみたのだが、あいかわらずの男性差別者である。 たとえば、「何が裁かれたのか?木嶋佳苗裁判」という記事では、被害男性を「かんたん生きもの」(ママ)と愚弄し、「獲物にしてトーゼン」と嘲笑している。あきれた神経である。 h…

日食を見ることはできない

日食を直接見ることは危険だというので、厚紙に穴を開けるピンホール方式で観察しようと思っていたのである。しかしピンホールからもれる太陽の小さな光を見て、はたして日食を見たといえるのであろうか。 日食グラスをかけて太陽を見ている人がいたが、あれ…

人はなぜケツを出すのか

大学のラグビー部員が、寺院でアルバイト中に下半身を露出して接客していたということで、その画像がネット上に流出して騒ぎになっている。その画像を見たが、下半身を露出というと猥褻であるが、あれはどちらかというとケツを出しているという写真であった…

スポーツ選手は子供が産めない

読売新聞に「栄光の陰に月経不順」という怖い記事が載っている。女性アスリートが抱える月経不順という問題である。 体操でロンドン五輪代表を目指すある女性選手に、初潮が訪れたのは二十歳。「そこからまたずっとなくて、しばらくしたらまたあって」。ジュ…

さらばE

榎本喜八さん死去のニュース。 沢木耕太郎が『敗れざる者たち』で取材した人だ。作中ではEと仮名で書かれていて、これは精神を病んだ元プロ野球選手という感じのルポだったので配慮しているのかと思ったら、ラストで榎本という名前を明かす。なかなか外蓮味…

元野球ファン

巨人の契約金問題というのは、内部告発であろう。誰がネタを流したのか、と警察に相談してまで犯人探しを進めている読売の対応というのは、新聞社としていかがなものか。やましいことがないのなら、これまでの契約金をすべて公開すればいいのだ。 ニュースソ…

代わりにあやまる

自由報道協会賞の授賞式で、日隅一雄がチベットの高僧の焼身自殺を揶揄するようなスピーチして、猛抗議を受けた。そのときに江川紹子がツイッターで、「先日まで自由報道協会にいた日本人として、心からお詫びします。本人も、誤解をされる発言をしたことを…

おまえは断捨離教の教祖か

近頃ネットを閲覧するたびに「断捨離」の広告を見るのだが、ありゃなんだ。おかしな宗教か。多額の広告費を使って、この主宰者はいったい何をやろうとしているのか。 いらないものを絶ち、いらないものを捨て、物への執着から離れる、というならその通り生き…

ドキュンも一票である

熊本・阿蘇市の成人式で、佐藤義興市長が歌って踊っていたが、あれこそ民主主義である。この市長はバカなように見えて、民主主義の本質をよくわかっている。 ドキュンも成人すれば一票である。どんな手段であれ、票を集めた者が勝ちである。裸踊りで、のし上…

がんばらないで

努力が必要というのは、その通りである。しかし、やみくもに努力すればいいというものでもあるまい。能力のない者が出世して、高い地位についたおかげで、災禍をもたらすというのは、ままある。焼肉酒家えびすの食中毒事件などは、そうである。 あの社長は、…

天罰とは何か

田渕久美子といえば『篤姫』の脚本家である。しかしこれは、兄の田渕高志氏がほとんどを書いていたという。 元秘書が、法廷で暴露している。こういう秘密というのは、たいてい墓の中まで持っていくたぐいのものだ。それを暴露するというのは、よっぽど腹に据…

放射能と美術品

フランスが日本向けの美術品運送を禁止している。その影響で、美術品を借りることができず、いくつかの美術展が中止となった。放射能汚染を恐れて、とのことだが、こういった事態はこれからますます、深刻化するだろう。 平田オリザの『東京ノート』では近未…

入試にとって公正とは何か

京都大学のカンニング事件は、なかなかおもしろかった。どうやって試験中に携帯を使ったのかということをマスコミは、ITの専門家やら無線機店の店長やらを総動員して推理してたけど、けっきょくは全部一人でやったのか。机の下に携帯を隠して、左手で打った…

ジョークの限度

「英BBC、二重被爆者を「世界一運が悪い男」と笑いの種に 日本大使館が抗議」というニュースがあった。 日本でも、その昔、ビートたけしが「ノーモア広島、ワンモア長崎」と言っていた。これを覚えているのはおれだけかと思ってたら、ネットで検索すると…

供述をくつがえす

被告が、刑事や検察官の取調べにおいて、いったんは罪を認めておきながら、裁判になるとその供述をくつがえすというのは、どうなんだろう。いろんな問題があるように思う。 取調室で刑事の暴力的な言動におびえて、やってもいない罪を自供させられた、という…

おっとう

押尾学の裁判で、亡くなった女性の母親が法廷に立った。 その証言の中で、(定年を迎える父親のことで)「娘に『おっとうが最後と決めた日に弁当を作って送り出したい。必ずその日を教えて』と頼まれていました」というのがあった。 この「おっとう」という…

反対すれば地主が儲かる

沖縄の基地問題であるが、テレビや新聞の報道を見ると、じつに単純な構図である。沖縄の人たちはみんな米軍基地に反対しているのに、政府がゴリ押しして、けしからん。善良な市民を苦しめる悪い政治家ども。沖縄の美しい心を踏みにじるな。あいかわらずであ…

シナの検閲とグーグル八分

米Google(グーグル)がシナ本土から撤退し、ネット検索サービスの拠点を香港に移動させた。検索結果の検閲をめぐる同国政府との交渉が物別れに終わり、「言論の自由」が保障されない環境下でのサービス継続は困難と判断した。 このニュースで、シナの言論統…

死なせてやれ

市橋達也容疑者が逮捕されてからもう一週間、出された食事に手をつけていないという。 このままずっとメシを食わないでいたら死ぬだろうけど、べつにいいではないか。 善意に解釈すれば、自分が犯した罪を悔いて、死のうとしてるんだろ、たぶん。医者に診せ…