作られた「大阪のおばちゃん」神話

 読売新聞の「ホンマはおらん!?『大阪のおばちゃん』」という記事より。
探偵!ナイトスクープ」のプロデューサーである松本修氏が、国立民族学博物館のPR誌「月刊みんぱく」12月号に「『大阪のおばちゃん』というフィクション」というエッセーを書いた。それによれば、「大阪のおばちゃん」の特徴とされるものの多くはフィクションだ。もとはと言えば、大阪人を面白おかしく取り上げるテレビ番組が誤ったイメージを広めたのだ。ヒョウ柄の服を着て、「あめちゃん」を分けてくれるというのはあきらかに、探偵ナイトスクープが発信源である。
「何時間もロケをして出会った数人を編集でたくみにつないだだけ。あくまで「ネタ」だったが特徴として定着してしまった」と書き、これがマイナスのイメージとなっていることには、「ちゃんとした都会人たる大阪女性に対して、いささか申し訳ない気持ちになる」と書いている。
「大阪のおばちゃん」の主な特徴は、次のようなものである。

知らない人とでも気軽にしゃべれる
あめちゃんを人にあげるのが楽しみ
商品はとりあえず値切ってみる
安く買って、その値段を自慢する
派手めのファッションが好き
自転車に傘スタンドを装着
人を笑わせることが好き
街頭インタビューに積極的に答える

 おまえら、オバチャーンで検索するなよ、絶対するなよ。