密教最強説

 仏教というのは生きていくのにクソの役にも立たないことを教えてくれるというのが俺の考えなのだが、しかし密教だけはちがう。昭和45年ごろに水俣病四日市喘息などの公害病が社会問題になったとき、密教系の僧侶たちが立ち上がり、「公害企業主呪殺祈祷僧団」というのを作った。
 彼らは黒字に白で「呪殺」と染めぬいたノボリを持ち、公害企業主の門前で、「呪殺の儀式」を執り行った。その結果、数社の社長、幹部や株主らが病気や事故、自殺などで死に至り、発狂する者も出たという。デモやハンストよりよほど効果がある。彼らが企業側に送った声明文が、カッケー。

公害企業の経営者は環境を破壊し、地域住民を苦しめている。つまり、彼らは恐ろしいほどの悪業を積んでいるといえるのではないか。これ以上、悪業を積めば、何度生まれ変わっても地獄から抜けられなくなる。そうなる前に、彼らを呪殺してあげるのが「仏の慈悲」である。

参考サイト
http://homepage3.nifty.com/mikkyoujujutu/myweb2_007.htm
http://www1.plala.or.jp/eiji/ZATUGAKU.htm