ハッピーバースデー歌ったから160万な

 想田和弘『演劇VS映画』(岩波)を読んで知ったのだが、誕生日を祝うのに歌われる「ハッピーバースデートゥーユー」の著作権タイム・ワーナー社が所有していて、映画はおろか、レストランやガールスカウトなどで歌うのにも使用料が発生する。
 映画等での使用料は、平均約2万ドル(約160万)で、同社はこの歌だけで年間約200万ドル(約1億6000万)もの収入を得ている。法律の専門家によればこの古い歌の著作権はすでに切れているという見方もあるのだが、巨大企業相手に訴訟する経費を考えれば使用料を払ったほうが安いので、みんなおとなしくロイヤリティーを払い続けている。(同書P88)
 そういうわけだから、おまえらも金払えよ。