コバンザメか

デート・ウィズ・ドリュー』というドキュメンタリー。
 おもしろそうだと借りたんだけど、見始めてすぐ失敗したと思って、早送り。
 ドリュー・バリモアにあこがれる男が、クイズ番組で得た賞金をもとに、彼女とデートするために奔走する。しかしどうも、うそっぽい。この男、本当にファンなのか。子供の頃にドリューからもらったファンレターの返事を持ってるんだけど、お宝グッズはそれくらいで、フリークぽさがない。
 ドリューをネタに自分を売り込みたいというのが、本音ではないか。コバンザメ商法である。
 冒頭で、映画監督の老人が、「私が若いころの夢は、世界平和だった。こんな企画は失敗した方がいい。アメリカの白痴化極まれり」と苦言を呈するのだけど、もっともである。偽造パスでパーティに潜入するのも、よくない。
 まあ、ドリュー・バリモアが喜んでいたのが救いだが、半分は演技だろうな。
 ラストの「あなたは僕があこがれた通りの女性です」という言葉はいい。おれもいつかあこがれの女優に会えたら、使おうと思う。