いくらなんでもキャッチ ア ウェーブ

映画館で予告編を見て、なんだこりゃ、と思いました。

キャッチ ア ウェーブ』とかいう映画ですけど。

どんなクソ映画でも予告編くらいは、「もしかしたら、おもしろいかも…」という仕掛けがありそうなものですが、予告編だけが面白い、という映画も多いですが。

キャッチ ア ウェーブ』とかいう映画は、予告編すらつまらない。

んで、テレビでもあの予告編が流れたりしますが、もう、やめてよ、というか。おねがいだから、かんべんして。というか。そもそも、どうしてここまでひどい映画が作られ、配給されるのでしょうか。

製作には、ワーナー・ブラザースや、電通まで関わっているのに。で。日本プロサーフィン連盟まで協力。

なんでも原作者の高校生が、とよた真帆の甥っ子だとか。そういうコネか。

とよた真帆の旦那の、青山真治が監督すれば、これほどひどくならなかったと思うが断られたか。いくら嫁の頼みとはいえ、こればかりは。まあ脚本もひどいし、誰が撮っても似たようなものか。

ネットでの評判も散々のようで、『稲村ジェーン』よりはまし、とか。ああ、またいやな映画を思い出した。まあ、いずれも湘南サーファーの知能指数に見合った映画です。

こんなのに比べれば、Vシネマの『湘南武闘派高校伝』の方が、はるかにおもしろい。

自主映画の世界には、優れた作品を撮っている才能ある若い映像作家が、何人もいるわけですが、そういう人たちは一向に仕事に恵まれず、あいかわらずバイトしながら、低予算で自主映画をコツコツ撮り続けており、一方で、なんか大金が動き、こういうクソ映画が作られる。

そういう業界の構造を変えるために、まずはこの『キャッチ ア ウェーブ』とかいう映画を酷評し、あんまり客をなめんなよ、ということを、思い知らせてやりたいと思います。