「馬鹿箱」としてのテレビ

ある作家がテレビのことを、「馬鹿箱」と書いたそうだけど。
ワイドショーとかみてると、ほんとそう思います。
推定無罪の原則」はどこに行ったのでしょう。
警察官や官僚による不祥事は、その実名さえ報道しないのですから。
ああいう馬鹿番組に出演して、無責任な発言を繰り返しているコメンテーターや専門家などという連中こそ死ねばいい、とまでは書きませんが。

統計上、青少年による凶悪犯罪は、1950年代には年間8,000件を越える年もあったものの、ここ20年では、2,000件前後と、4分の1程度に減少しています。

昔の子供たちの方が、極悪非道だったわけです。
その悪ガキどもがいまや熟年となり、「いまの若い者は…」などと、道徳を説く姿の方がよほど、恐ろしいです。

これだけ、暴力とポルノがあふれている社会で、なぜ青少年による凶悪犯罪が、減少傾向にあるのかという問題こそ、議論されるべきでしょう。
ありふれた事件がマスコミによってフレームアップされ、その陰で本当に凶悪な事件が、闇に葬られていきます。

鬼畜系アダルトビデオの制作会社「バッキービジュアルプランニング」による女優への、監禁・虐待・強姦・傷害、事件のほうが、よほど凶悪です。

ビデオ撮影と称して、本当に監禁レイプを行い、無残な虐待を繰り返しています。
出演女性は重体となり、重い後遺症を負わされ、撮影中に死亡したのでは、という情報さえあります。

マスコミ関係者に、正義感というものがあるなら、こうした事件こそ、きっちり報道してもらいたいものです。