テレビ

クソまずいカフェごっこでクソわろた

ドラマ「問題のあるレストラン」がおもしろくてずっと見てます。なんか視聴率が悪いんでいろいろ言われてますが、あれか、やっぱ各方面にケンカ売りまくってるんで素直に共感できない人が多いのか。 「インテリアとか有機栽培とかTシャツなんか売っちゃって…

四方田犬彦の反日ぶりが俺の中で話題

去年の暮れにNHKの『視点・論点』という番組で、四方田犬彦が山口淑子(李香蘭)について話してたんだけど、なかなか香ばしかった。日本の恥と言われた映画人が三人いて、早川雪州、若松孝二監督、李香蘭だとか。それで山口淑子の経歴を紹介するのに、元慰安…

ドキュメンタリーにドラマはいらない

昨年末に放送された「ドキュメント72時間スペシャル」を見たのだが、どうもNHKの作るドキュメンタリーはうさんくさい。おれは「鶴瓶の家族に乾杯」という番組が大きらいなのだが、あんなヤラセにちがいない番組でありながら「ぶっつけ本番」のドキュメンタリ…

説教番長の行方

「ナイフの行方」というドラマを見る。近年放送された山田太一脚本のドラマはすべて見ているがどれも似たようなものである。立派に生きている市民がいて、それがだらしない市民をしかるのである。 映画に出てくるとかならず説教をはじめるサミュエル・L・ジ…

死人に人権なし

高倉健の追悼番組でいろんな人が、健さんからもらった手紙をその文面までテレビで公開していたが、あれは著作権及びプライバシーの侵害ではないか。

平和な国の幸福な子供たち

Eテレ「課外授業 ようこそ先輩」は有名人が母校の小学校を訪問して、生徒たちに授業をする番組である。 水道橋博士が出演して、小学生に自分史の「年表作り」を指導していた。水道橋博士は、書きためてきた膨大な日記を元に自身の半生を年表にしてみたとこ…

「おいしい生活」は不当表示である

Eテレの「ニッポン戦後サブカルチャー史」を見ているのだが、なんか、もやもやしてしまう。サブカルチャーというものは、ようするにバカの文化である。 それで80年代を代表するキャッチコピーが糸井重里の「おいしい生活」というのだが、これが何のコマーシ…

長距離スイマーの異常な情熱

Eテレ「スーパープレゼンテーション」という番組であるが、世の中に貢献する立派な仕事をしている人たちがいろいろ出てきて、なかなか勉強になるのでよく見ている。 しかしこないだ出演していた、長距離スイマーという女性であるが、彼女は64才でありながら…

高校野球報道の常識

春日部共栄高校の野球部では、女子マネージャーがおにぎりを握って選手に食べさせている。二年間で約2万個のおにぎりを握った女子マネージャーは、おにぎり作りに専念するため、進学コースから普通コースにクラス替えまでしたという。 また、盛岡大付属高校…

お金か、やりがいか

Eテレの白熱教室シリーズ「楽しい行動経済学の世界・第6回 私たちは何のために働くのか? 〜仕事のモチベーションを高める方法〜」を見る。 ある会社の従業員を三つのグループに分けて、業績が上がった人にはそれぞれ報酬を与える。従業員のモチベーション…

スポーツ女子を守れ

『クローズアップ現代』で「無月経、疲労骨折・・・10代女子選手の危機」 www.nhk.or.jp 女子のスポーツ選手の多くが、激しい練習と食事制限によって無月経である。女性ホルモンの分泌が減ると骨が弱くなり、これが疲労骨折の原因となる。それで選手生命を絶…

軽度の知的障害という衝撃

Eテレ『ハートネットTV』「見えない世界に生きる 知的障害の女性たち」を見た。 知的障害のなかでも軽度のものは、一見すると普通の人で、日常動作も普通にできる。そのため福祉の支援も受けにくい。しかし、複雑な情報の理解やお金の管理が苦手で、そのこと…

君は海を見たか

「君は海を見たか」というドラマは倉本聰の脚本で、1970年に日本テレビで放映された。息子が余命わずかの重い病気に罹ったことを知らされた父親が、これまで仕事ばかりに熱心で、息子を海にさえ連れていってやれなかったことを後悔する話である。1971年に映…

偏差値も世襲も

フジ「全力教室 茂木健一郎vs東大生」という番組を見たのだが、茂木健一郎が一方的に極端なことをしゃべるばかりでつまらなかった。たとえば偏差値教育が悪いとか、学力入試を廃止しろとか、そういうことを言う人は他にもいるのだが、その結果、二次方程式も…

なにが「求めない」じゃ、ぼけ

NHKのドキュメンタリーには時々とんでもないものが混じっているのだが、ETV特集『ひとりだ でも淋しくはない〜詩人・加島祥造 90歳〜』というのもひどかった。 信州・伊那谷で暮らしているじじいの生活を追ったものだが、世俗を断って自給自足で仙人みたいに…

アイドルとは何か

前回にひきつづき、なかにし礼『歌謡曲から「昭和」を読む』(NHK出版)からの引用。 昭和初期の音楽業界というのは、レコード会社が「専属制」を取っていて、作詞家・作曲家・歌手を自社専属として抱え込んで、制作から販売までを一手に行っていた。それが昭…

NHKオンデマンコ

NHK-BSのプレミアムステージで「頭痛肩こり樋口一葉」の放映があったのだが、じつはこの舞台劇には「ちっちっちんぽの毛、まけたらまんこの毛」というセリフがある。これは劇中で歌われる「じゃんけん唄(わらべうた)」の歌詞なのだが、北原白秋編『日本伝…

人生は変わらない

ETV特集「寺山修司という宇宙 園子温×穂村弘」を見た。園子温は「寺山修司に人生を変えられた」と話していた。 しかし、子供の頃からおかしかったやつが、おかしな映画監督になったのであり、何ら人生が変わったわけではない。寺山修司を好きだというよう…

YMOはたいしたことなかった

樋口毅宏『タモリ論』に佐々木教のことが書いてあって、「日本のロック創世期の、あるバンド」について、次のように語ったという。 現在では伝説化されているロックバンドで、観たものはみな、「歴史の証言者」を気取って熱く語りたがりますが、教さんは至っ…

植毛とかヅラとか

板東英二が7500万円の申告漏れの謝罪会見を開いて、なぜか長年植毛をやっていたというカミングアウトを行ったわけであるが、これをはたして「とくダネ!」はどうやって放送するのかと、おれも興味をかきたてられてその放送を見たわけであるが、司会の小倉さ…

七年ごろし

Eテレ『7年ごとの記録「28歳になりました」』を見る。これは7歳の子どもを7年ごとに追い続ける長期ドキュメンタリーである。しかし長期取材といっても、7年ごとに取材対象者を訪ねてちょっとカメラを回して近況を聞くだけだから、手間も金もさほどかかってな…

言葉についての言葉

Eテレ『課外授業 ようこそ先輩』、金田一秀穂(日本語学者)の回がおもしろかった。 「筆箱」には筆が入っていないのに、なぜ「筆箱」と言うのか。 同じく、「粉」でないのになぜ「歯みがき粉」か。「黒板」を消すわけではないのに、なぜ「黒板消し」なのか…

ダンダリン、ワロエナイ

日テレ「ダンダリン 労働基準監督官」第1回を見たけど、マンガみたいなドラマだと思ったらやっぱりマンガが原作か。正義感を発揮してパワハラ社長を逮捕するのはいいが、それでどれほどの罪になるのか。ああいう社長が逮捕されたくらいで改心するとは思えな…

ふたりの林先生

「王様のブランチ」を見てたら「二人の林先生の新刊を紹介します」というので出てきたのが、なんかよく知らない予備校講師の林修という人と、林真理子だった。それで、どうせゴーストライターに書かせたどうでもいい自己啓発本の方がメインで紹介されていて…

海女の話じゃなかったのか

朝ドラの「あまちゃん」であるが、小泉今日子の昔話がつまらん。 「聖子ちゃんはぶりっ子だったけど女性にも大人気だったの」とか言ってて、ああ、過去というのはこういうふうに美化されるんだなあ、と思った。デビュー当時の松田聖子ほど、女から嫌われた女…

激おこぷんぷん大島渚

NHKのクローズアップ現代『君は“怒るオトナ”を知っているか〜映画監督・大島渚』を見る。長男の話がおもしろかった。 テレビタレントみたいになってる時があって、「あんまり下らない番組は出なくていいんじゃないの」って言ったんですよ。そしたら父が真面…

スクープとはいえない

NHKスペシャルの沢木耕太郎がロバート・キャパの写真の捏造を検証する番組を見たが、あれは先行研究をきちんと紹介しないで「最大の謎」とか「世界的なスクープ」とか煽っていたのはよくない。ほんとうにゲスなテレビ屋の仕事だと思う。なんでこんなものに沢…

ヤンキーの子はヤンキー

ETV特集「復興を誓う 命のダンス」というのを見て、憫笑した。ヤンキーだった元小学校教師が主宰する「よさこい踊り」の団体では、四百人を超える子供たちが、五千円の月謝でダンスを習っているという。ダンスを教えているのは元ヤンキーの姉ちゃんで、元小…

芸がまずいと叱られて

NHKでは『フレ☆フレ』と『明日へ-支えあおう』という番組で、宮城県気仙沼の児童劇団を取り上げていた。震災の体験をミュージカルにして、東京で公演したのだという。 震災の記憶を風化させないために、という思いはいいが、それに子供たちを使うのはいかが…

MITの授業がおもしろ科学実験だった件

「MIT白熱教室」という番組の第一回目を見た。マサチューセッツ工科大学(MIT)といえば、世界最高峰の理系大学でしかもその物理学の授業というのであるから、どれだけすごいものが見れるのかと期待していたら、重力とかエネルギー保存の法則とか、中学校で…