2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

一周回ってガチの差別者

筒井康隆は『ブログ偽文士日録』で、「長嶺大使がまた韓国へ行く。慰安婦像を容認したことになってしまった。あの少女は可愛いから、皆で前まで行って射精し、ザーメンまみれにして来よう」と書いた。これについて非難する者がいたが、もともとあんな人だ、…

笑われる側の論理

『ボラット』というコメディー映画があって、しかしこれはユダヤ人差別であり、女性差別である。いくつか訴訟も起こされているわけだが、コメディーにマジになってどうする、という人もいる。冗談なら何でも許されるか、という問題はある。 笑いとは権力関係…

呉智英三哲

孔子には多くの弟子がいて、最もすぐれた十人の弟子を孔門十哲という。なかでも子貢という弟子は、たいへんに頭がよく、孔子よりすぐれていた。(『論語』子張第十九の23) 呉智英には多くの弟子がいて、なかでも浅羽通明、宮崎哲弥、小谷野敦は、たいへんに…

小沢健二と反グローバリズム

小沢健二がいつの間にか音楽活動を再開しているが、熱心に訴えていた反グローバリズムや反資本主義との折り合いはどうなっているのだろうか。Toshiが洗脳から解けてX JAPANに復帰したように、オザケンも洗脳が解けたのだろうか。 そうではあるまい。ただの変…

オリンピックに賛成の反対なのだ

野田秀樹の『エッグ』はオリンピックを戦争に見立てた反オリンピックの演劇だったが、椎名林檎の音楽があまりにジャズっぽくて、国民的アイドル歌手という設定には合っていなかった。 それはそれとして、野田秀樹が読売新聞に平昌オリンピックを賞賛するコラ…

節子、それ蒸発やない

Eテレ・ハートネットTV『私の父には蒸発癖があった』はなんだか、もやもやする番組であった。 写真家・金川晋吾の父親は、これまでに何度も蒸発を繰り返しているという。しかし、蒸発したにしては、居所も判明しているし、テレビ取材にも応じている。 その本…