2017-01-01から1年間の記事一覧

アヘンの森

C・Wニコルの娘が覚醒剤で捕まった。妊娠中にもかかわらず使用していたというから、よほどのことがあったのだろう。 Eテレの「東北発 未来塾」では、なにごともなかったかのようにC・Wニコルが講師として出演し、自分が手塩にかけて育てた「アファンの…

非常識の効用

宮地弘子『デスマーチはなぜなくならないのか』(光文社新書)を読んだ。たいしたことは書かれてなかったが、社会学の方法論としてエスノメソドロジーというのが紹介されていてこれはおもしろかった。 社会学者のハロルド・ガーフィンケルは、生徒たちに「違…

カルテットで高橋源一郎

ドラマ『カルテット』の第3話に高橋源一郎が、満島ひかりの父親役で出演していた。 この高橋源一郎というのがとんでもない悪人で、満島ひかりを超能力少女だと偽ってテレビ出演させ世間を騒がせて、詐欺で捕まるのである。こんな高橋源一郎のせいで、満島ひ…

長崎は今日も花火だった

ドキュメント72時間『長崎 お盆はド派手に花火屋で』を見てびっくりした。長崎のお盆では、花火や爆竹をばんばん鳴らして邪気を払うのだという。それで花火屋を取材していたが、とにかく客がひっきりなしに来て花火をばかばか買っていくのである。どんな仕…

俺は死ぬまで映画を観るぞ

四方田犬彦『俺は死ぬまで映画を観るぞ』(現代思潮新社)を読んだ。 浦山桐朗が撮った『わたしが棄てた女』を「名作」としたうえで、そのリメイクである熊井啓『愛する』という映画について、四方田犬彦は次のように酷評している。 で、結果はというと、こ…

一月のある寒い日に今日が誕生日の作家の本に出会うことについて

僕が図書館にいたのは特別に読みたい本があったわけじゃなくて、ただ外の寒さから逃れるためだった。図書館の中は暖房が効いていたから、ここではモンクレールのダウンジャケットはもう必要なかった。閲覧室にあるイスは、ほぼ埋まっていた。空いている席が…

みんなお母さんになりました

「逃げ恥」で新垣結衣の母親役が富田靖子だと知って、頭がくらくらした。 アイコはいつまでも十六歳じゃないし、伊代はもう51だから。 まあ、熟女にも魅力はあるけど、ぶっちゃけ、そういう女は若い頃からかわいかった。

女はアラフォーから

「とくダネ!」に出ている梅津弥英子さんは魅力的な女性である。フジテレビのアナウンサーということだが今までその魅力に気づかなかったことを、私は恥じた。菊川怜さんも若い頃より今のほうが美しい。 若さは無知である。人は年齢を重ね、経験を積むことに…

谷川俊太郎と寺山修司

寺山修司の死因は、誤診であった。田中未知は『寺山修司と生きて』(新書館)でそう告発している。 寺山修司は長らくわずらっていた肝硬変で亡くなったのではなく、それとは関係のない腹膜炎(盲腸)を担当医が見抜けなくて死んだ。まともな医者にかかってい…

バカリズムはバカ

Eテレの『テストの花道 ニューベンゼミ』の司会を、バカリズムがやっている。この番組は中高生向けだが、英語の構文や数学の公式などを動画でわかりやすく解説したり、他にもいろんな勉強法を紹介してくれるから、大人が見てもためになる。 ところがパカリ…

ゴッホより普通にお天気お姉さんが好き

僕はお天気お姉さんが好きだ。 お姉さんが「寒冷前線」とか「発達した低気圧」とか言っている姿を見るのが好きだ。 たまに、「エルニーニョ現象」とか「放射冷却」とか「アリューシャン低気圧」とか「寒の戻り」とか言うところも好きだ。 一番好きだったのが…

SMAPファンだけは敵に回すなってばあちゃんが言ってた

12月30日の朝日新聞朝刊に載った8ページにわたるSMAP応援広告にはびっくりした。わずか1週間のクラウドファンディングによって1万3千人超のファンから約4千万円の資金を集めたという。これだけの団結力があればどんな敵でも倒せるだろうに。 私はこれを…

女性は実に太陽であった

吉田潮のコラムはちっともおもしろくないので、どうせただのバカだろうとあなどっていたのだが、『幸せな離婚』を読んで見る目が変わった。 吉田潮はこれまで百人を超える男たちとセックスをしてきた。はじめは出会い系サイトで、さらにはハプニングバーで乱…

伊野尾(TBS女子アナ+フジ女子アナ)

昨今のマスコミはといえば芸能人の不倫というどうにも品のないゴシップばかりを報じている。 誰と誰が惚れたの腫れたの、自由恋愛の世の中、どうでもいいではないか。それを興味本位で喜ぶ読者もおろかだ。人はもっと高尚な趣味や教養を持たねばならない。日…