ダイエットなんか知らない

ファミレスでメシを食ってたら、おばさんが四人ばかり、どやどやと入ってきて、隣のテーブルについた。

そんで、にぎやかな話し声が聞こえてきたのだが、中の一人が、「食べたものを記録するだけで、やせるんだって」と、例のレコーディング・ダイエットについて、熱心に話し始めた。
「テレビに出てたけど、その人ね、1年で50キロ、痩せたんだって」
「えー! すごいー!」
てな、会話が続けられたわけであるが、まあ、彼女らは岡田斗司夫なんて名前は知らないし、オタキングの本業にも興味ないだろう。テレビで名が売れるというのは、そういうことなんだろうと思った。

岡田斗司夫の『オタク学入門』は、むかし読んで感心した。
カリオストロの城』の冒頭シーンの分析は、秀逸。
こういうのはアニメの実作者じゃないとわからない。こういうことをもっと書いてほしいと思った。


岡田斗司夫のエピソードで好きなのは、高校生の時の勉強部屋が、45畳あって、業務用エアコンをつけていたというやつ。
蔵書量・約一万七千冊。姉の部屋には、天井からブランコが下がっていた。すごすぎ。

◆『オタクの迷い道』 #49 オタクとは本の保管で悩む人
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