いまひとつの土曜日

『リミット・刑事の現場2』最終回。
最後は新派大悲劇みたいになってしらける。それまでリアルな演出だったのに、まあ出ている役者があれだから、ラストはあんな絶叫芝居をやりたくなるんだろうなあ。拳銃をかまえてから長々と話したり、空に向って死んだ恋人の名を叫んだり、いつの時代の芝居かって。
鼻水たらしながらの熱演って、むかし武田鉄矢が出てた幕末のドラマでも見たような気がする。
犯人が立てこもっている部屋のドアチェーンをクギ抜きで引きちぎったりしたら、ふつうはその音で刑事が来たことに気づくよな。まあでも、他局のドラマよりはおもしろかった。
ドラマの途中で、のりピー逮捕のニュース速報。
そのあとのNHKニュースで、のりピーが出演した裁判員制度の広報ビデオが流れて、そこでの酒井法子のセリフ。
「被告人にも同情の余地はじゅうぶんにあると思います」


チャンネルを変えて、映画『クライマーズ・ハイ
俳優が何をしゃべっているのかぜんぜん聞き取れない。ドキュメンタリー風の演出を狙ってるんだろうけど、カメラを動かしすぎ、カットを割りすぎ。イライラする。
こりゃクソ映画だと30分足らずで見切りをつけた。