山口果林の『安部公房とわたし』は、表紙の写真がなんとも魅力的だ。これほどの女性とつきあえるのなら、女房を質に入れてもいい。しかし時は過ぎ去り、写真の美女は、写真の中にしか存在しない。そのことが、よけい切ない。 数年前にネットで、すこぶる評判…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。