常葉菊川高校の野球部員にセクハラされて、女性の尊厳を踏みにじられた朝日新聞の女性記者が怒りの告発手記。
なんと夏の甲子園大会中に、あの常葉菊川高校の野球部員が、女性記者の前でチンコをしごいたのです。
まさにアースシェイカーが「ナイフを握りしめた18の炎がよみがえる」と歌っていたその時、常葉菊川高校の野球部員はチンコを握りしめていたのです。
このことを女性記者が上司の静岡総局長に報告したところ、天下の朝日新聞静岡総局長はケロケロケロ、アッケラカーのカーで、どうせ女性記者なんか野球部の従軍慰安婦だといわんばかりに、「相手は未成年だし、未来がある」などと訳のわからないことを言って隠蔽しました。
「週刊文春」(08年5月15日号)によれば、常葉菊川高校の森下知幸監督までが、毎日新聞の女性記者にセクハラしていたというのでありますから、常葉菊川高校こそ「ちんこ主義」です。
だが、ちょっと待ってほしい。このような悲劇を二度と繰り返してはいけません。
高校野球の選手が純真でもなければ無垢でもないことは野球好きは知っている。いま選手の十人のうち八人がsexの経験者で相手はファンの女高生または中学生だという。
(山本夏彦『生きている人と死んだ人』所収「アハハハ」より引用))
まあ、朝日新聞も毎日新聞も、戦時中は「進め一億火の玉だ」「みんな兵士だ 弾丸だ」などと戦争協力してきたので、このくらいは通常運転です。
以下、ウネリウネラ「甲子園がつらいという話」より引用。
夏の大会では、主催者である朝日新聞の担当記者は大会期間中、担当チームと同じ宿舎に宿泊します。このへん、今はどうなってるか知りませんが、当時はそういう運用がされていました。そのチームは大阪府内のシティホテルを使っていました。大きくてきれいなホテルです。(小さな旅館に泊まる県もあると聞きます。そういう学校は、セキュリティ面でさらに危険だな、とも思います。)
少なくとも私が宿泊したホテルは立派で、私にはカギつきの個室が用意されていました。ほかのチームの熱心な担当記者の中には、宿舎に帰ってからも取材し、食事も監督や選手たちと共にしていたなどということも聞きましたが、私はそういうことは一切しませんでした。
チームが何回か試合に勝ち、そのホテルに滞在していたある夜、私の部屋のベルが鳴りました。ドアを細めに開けると、選手の一人が立っていました。「話がしたい」と言います。少し不安そうな声に聞こえました。何度も「話したいことがあるんです」と言うので、私がもう少しドアを開くと、その選手はドアの隙間に手を差し込んで、スーっと私の部屋に入ってきました。私が反射的に後ずさりすると、選手はその隙に後ろ手にドアを閉め、閉めたドアの前に立ちました。
部屋から逃げ出すためにはドアを開けなければならず、そのためには選手に近づかなければなりません。体格も私より大きい選手ですし、触られる心配もあり、怖くてドアに近づけませんでした。
ドアの前に立ちはだかった選手は、ひわいな言葉を並べ立て、ズボンの中に手を入れ、マスターベーションを始めました。「胸、大きいですよね」などと、気持ちの悪い表情で言っていました。
前述の通り、相手は体が大きい男性で、私は逃げたくてもドアに近づけない状態でした。選手を説得して行為をやめるように促すしか、私には方法がありませんでした。
koritsumuen.hatenablog.comそれらの仕事もすべて終わった8月の終わり、事件の処理について静岡総局長から説明を受けました。
「学校側は全部認めた。学校から当該の選手らに聞き取りを行い、本人もすべて認めたそうだ。で、学校側は僕の前で謝った。相手は未成年だし、未来がある。この件の処理はこれで終わりだ。」
と、総局長は私に告げました。私の返答を待たず、総局長は9月以降の人事の話を始めました。秋からは県警キャップ(事件担当の責任記者)をやってくれ、とのことでした。
私は、この高校野球での性被害の前に、警察官からも性被害を受けていました。その際は、私自身が県警の取り調べを受けた上で、当該警官は事実関係を認め、依願退職しています。
総局長はそうした経緯を知っていたにもかかわらず、私に県警キャップを命じました。傷口に塩を塗るような話です。
もう、ほとんど目の前で話されていることが信じられないレベルでした。ちなみに、上司が私を県警キャップにする理由は「引き受けられる人が君しかいない」「君のキャリアのため」ということでした。
私はそんな「キャリア」を求めた覚えは、一度もありません。
結局2カ月あまり踏ん張ったものの、10月には精神科、心療内科に通うようになり、仕事を続けることはできませんでした。
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