「サンデージャポン」に出ている落合陽一という人を見て、なんだこいつ、と思っていたのだが落合信彦の息子と知ってびっくりである。
その落合陽一がパパを擁護してるんだが、FBIの当時の機密文書にUFOのことが書かれてあったとか、アルゼンチン密林からナチス残党の隠れ家が発見されたとか、しかし反証にはなっていない。むしろ落合信彦の作品の多くが「海外で唱えられた説をパクったものにすぎない」という批判を補強するものだ。落合信彦がまともなジャーナリストなら、川口浩だってまともな探検隊長である。
そんな落合陽一がサンジャポによく出演するのは、パパを馬鹿にしたデーブ・スペクターとテリー伊藤への意趣返しだろうか。
こないだ読んだ『僕たちはなぜ取材するのか』(皓星社)の中でも藤井誠二と安田浩一が、落合信彦について次のように語っていた。
藤井 そういえば、僕が「週刊ポスト」などで仕事していたのは二〇代のときだったけど、たまに出入りしている大御所といえば落合信彦さんでした。僕が小学館で見た彼は、でっかい黒人のボディガードをふたり引きつれていたから、彼には憧れようがなかったけど。
安田 うん、落合信彦に憧れたことは僕もない。ふんだんに取材費が使えるらしいということを聞いて、うらやましくは思ったけれど。(132-133頁)
落合信彦は嘘つきだ! というネット情報を盲信して育ったので,家庭で父の話を話半分で聞く癖があったんだけど,最近FBIのUFO文書が公開期限になったり,アルゼンチンのナチ隠れ家が2015年に見つかったり親父仕事してんじゃんとなった.
— 落合陽一 (@ochyai) 2017年8月19日
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