きみはバレリーナ

 フレデリック・ワイズマン監督の『パリ・オペラ座のすべて』を見る。
 想田和弘監督が影響を受けたというドキュメンタリー映画の巨匠の作品であるが、やっぱ社会派の作品じゃないと、退屈だなあ。でも他のはDVDになってないから、見れないんだよなあ。
 トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団しか見たことがない俺に、バレエを語る資格はないのだが、やっぱりダンスは女のものである。女というのは、動いているだけで、おもしろい。
 レッスン風景で、男女のペアが振り付けを練習していて、女のほうが何度かミスをした。すると男が、
男「あとで特訓する?」
女「それって誘ってるの?」
男「デュオの原則だろ」
 なんてやり取りが映されていて、ほのぼのした。ちょっと嫉妬。このリア充め。