貧すれば鈍する

 朝日新聞の全面広告で草刈民代がヌードを披露していると知って、すわ、と図書館へ走る。金も名誉もあるのにいまさらなんで? 10年、いや20年遅かった気も。ヌード広告について朝日新聞社は、「弊社広告掲載基準にそって審査し、掲載しました」とのコメントを出している。
 しかし『週刊文春』(4月22日号)によれば、最近の朝日新聞にはAV女優がすすめる精力剤の広告まで掲載されており、これは広告収入の落ち込みで、掲載基準がどんどん甘くなってるせいだとも。新聞記事なんかネットでタダで読めるんだから、もう誰も新聞紙に金を払おうなんて思わなくなるだろうな。新聞記者なんてものはそのうち『萬朝報』の時代に戻って、ゆすりたかりの商売を始めるだろう。

 それより草刈民代のバレエ界での評判を知ったことの方が、おれとしてはびっくり。こりゃ、少女マンガの悪役だな。米原万里が『オリガ・モリソヴナの反語法』で辛辣に書いてる。社会派の周防監督はこういうのを映画化したらどうか。

 その新聞広告で、杉田かおるが『週刊現代』でヌードを披露しているというのを知ったが、そのまま帰宅する。

 くらたまの夫の映画会社が倒産した。『いかレスラー』とか『ヅラ刑事』とかで採算が合うのかと疑問に思ってたのだが、やっぱつぶれたか。これから夫婦で債権者に頭下げて回るのだろうか。だめんず・うぉーかーの面目躍如ともいえるが、同じ失敗を何度もくりかえす人というのはフロイト的には、死の欲動ってことになる。タナトス、自殺願望みたいなものね。関係者と思われる人が次のようなことを書いている。

anond.hatelabo.jp

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

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