文芸誌というもの

文芸誌というのがいくつか出ているが、おれは買ってもまともに読んだことがない。だって、つまんねえんだもん。
あんなもん、なくなっても誰も困らないと思うのだが、まあなんか伝統があったりしてつぶせないんだろう。
それで実際のところ、どのくらい売れているのか。
たしか大塚英志が、文芸誌の発行部数は、へらぶな釣りの専門誌と同じくらい、と書いていた。
それを知ってか知らずか、ニコニコ動画宮藤官九郎・脚本の『鈍獣』という芝居を見てたら、こんなシーンがあった。
文芸誌の女性編集者が、そこをクビになり、次に移ったのが月刊『へらぶな』という釣り雑誌。
そこでコラムを書いていると話す彼女に、男がこうたずねる。
男「その月刊『へらぶな』というのは、何十万人が読んでるんですか?」
女「八千人・・・」
ここで、みんな爆笑となる。
というシーンなんだけど、なんか違和感を覚える。文芸誌ってそんなにえらいもんじゃないと思うし、専門誌で、八千人も読者がいるなら、たいしたもんだ、と思うんだけどな。