動物愛護の盲点

映画『ゴッドファーザー』で、マフィアが映画会社のプロデューサーを脅そうと、馬の切断した頭部を彼のベッドに置くシーンがある。
あれは本物の馬の頭を撮影に使っている。
そのことで抗議が殺到したという。
コッポラ監督は、DVDに収録されている音声解説でこう語っている。

映画が公開された時、馬の頭のことが物議をかもした。
本編では何十人もの人間が殺されてるのに馬が殺されたことに対して観客たちは激怒した。
動物愛護者から抗議の手紙が殺到した。
あの馬の頭はもらったんだ。ドッグフードの会社からね。
動物愛護者たちの愛犬のエサになった馬なんだよ。

ぎゃふん。
世の中には、みなさんがかわいがっている犬や猫のエサになるために殺される、馬や牛や豚やニワトリやおさかなもいるのです。


ゴッドファーザー [DVD]

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