シェフの味見

洞爺湖サミット会場料理長 マック店員に暴行、現行犯で逮捕
中日新聞 2008年4月20日 朝刊)

調べでは、ウィルキンス容疑者は19日午前10時前、札幌市中央区南二条西2のマクドナルドで、カウンターに置いてあったバーベキューソースを勝手に取ったところ、男性従業員(36)に注意されたため立腹。
従業員を床に引き倒して逃げ、追い掛けた別の男性従業員(45)の顔も殴った疑い。「弁護士が来るまで何も話せない」と言っているという。
(引用終わり)

このシェフは、マックのソースを、どうしようと思っていたんだろうなあ。味を研究したかったのか。自分の店で使う気だったのか。
で。前にテレビを見ていたら、有名なフランス料理のシェフのドキュメントをやってて、そいつがスープの味見をするとき、自分の指を直接、鍋のスープにつけて、ペロッとなめたんだよね。それも何度も。
きたねえな、それを客に出すのか、と思ったわけ。
日本料理の板前なら、味見をするとき、お玉ですくって、小皿に移してから、なめるよね。
このあたりの衛生観念が、シェフと板前では違うのだろうか。

テレビドラマ『ランチの女王』でも、江口洋介妻夫木聡が、兄弟役で、一家で洋食屋をやってるわけ。
ラスト近く、父親が秘伝のデミグラスソースを作るんだけど、作った後に、急死する。
それで、江口と妻夫木は、悲しみに暮れながら、父が残した最後のソースを、食べる。

江口「どうだ、うまいだろ」
妻夫木「うん」
江口「もっと食え」
妻夫木「うん」
江口「涙の味がするだろ」

そんな会話をしながら、鍋のソースにスプーンをつっこんで、二人でバクバク食うわけ。すると突然、江口洋介が、
「おい、こんなうまいソースを俺たちだけで食うのは、もったいない。客に出そう!」
とか言って、店を開ける。
おまえらの食い残しを、客に出すのか!
と、おれは思いました。
なんてことを書いていたら、こんなニュースが。
「食べ残し別の客に 刺し身やアユの塩焼き 船場吉兆

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