あびる優の家庭事情

あびる優を最初に見たのは、たしかウッチャン・ナンチャンの番組でした。
その時、彼女の実家が紹介されていて、ガレージに高級車が何台もあるような、すごい家だったんだよね。
父親の職業は、歯科医ということで、ああ、そういう家のお嬢さんなんだと。
キャラも明るいし、けっこう好感持ってたんですけど。
で。しばらくして『週刊新潮』の記事が出て、なんかえらいことになってるな、と。
父親が失踪してるって記事でした。
歯科医の傍らやっていた「システム金融」で、トラブって、恐い筋から追い込みをかけられているらしいと。
まあ、ぼくも『ナニワ金融道』とか『ミナミの帝王』は読んでますし、そこがどれだけエゲツナイ世界かというのは、想像できるわけで。
で。けっきょく父親は逮捕されたんですよね。
なんか、「公電磁的記録不正作出・同供用」という罪で。
簡単に言えば、脱税ですけど。
その後の裁判の経過などは、知らないのだけれど。
しかし、歯科医がなんでシステム金融をやったりするのかなあ、といろいろ不可解な点はありますね。
それで、あびる優の母親が、中山貴美子というのでまたビックリです。
池田満寿夫の『窓からローマが見える』に主演していた女優じゃないですか。
チチョリーナことイロナ・スターラが出ていた『エーゲ海に捧ぐ』ほどヒットしなかったけれど、あの半分ケツを見せているポスターは覚えている人も多いはずです。いや、そんなに多くないか。
まあ、ただのエロ映画ですけど。
で。『シングルガール』と、夏目雅子主演の『時代屋の女房』にも出演してるんですね。
公開が1983年。
その後、歯科医と結婚して、あびる愛と、あびる優を産んだわけですか。
あびる愛というのは、優の2歳上の姉で、イエローキャブのレッスン生だったようです。
レッスン生という制度があるんですか、あの事務所。何をレッスンするんだか。
でも、ぜんぜん名前を聞かないですねえ。もう、やめちゃったのかな。
ああー、でも、なんかすごい歴史ドラマを感じるんですけど。

これは、司馬遼太郎を越えてますよ。
竜馬がゆく』よりも、感動しました。

テレビでの、あびる優の言動には、いろいろ批判もあるようです。
だけど、彼女だって、芸能界で懸命にがんばってるんだから、いいじゃないですか。
すごく、けなげで、いいなあと思うんですけど。