「志村、うしろ!うしろ!」というのは『8時だョ! 全員集合』のコントであるが、これが今も話題にされるのは『週刊SPA!』の「バカはサイレンで鳴く」でネタにされたからである。少なくとも当時の私は、「バカサイ」を読むまで、志村けんのことなど忘れていた。
「バカサイ」によって、というより天久聖一によって「志村、うしろ!」の面白さは発見されたのである。それは「バカサイ」でネタにされたほかの芸能人と同じく、面白くないことが面白い、というひねくれた文脈の中での笑いであった。
「まず悪い知らせは、志村、今お前の後ろにオバケがいることだ。良い知らせは、志村、お前にはいつでもそれを教えてくれる子供たちが付いてるってことさ!」とアメリカ人。 (東京都・政府にとって)
— バカサイ (@imagine_bot) 2020年5月25日