大地主の孫がロックかよ

 橘川幸夫ロッキング・オンの時代』(晶文社)を読んだら、ロキノンの社長について次のように書いてあった。

 渋谷の実家は目白のお屋敷が並ぶ一角にあり、父親東京大学を出て大和銀行に勤めるエリートであり、母親は北区の大地主の娘であった。(26-27頁)

 どうして赤羽かというと、渋谷陽一の母上の実家がこのあたりの大地主だからだった。叔父さんの一人は優に小学校くらいの敷地がある幼稚園を経営していたし、その続きの土地で別の叔父さんが駐車場と喫茶店をやっていた。(144頁)