おばあちゃんのバブル昔話

 登美丘高校ダンス部のバブリーダンスはおもしろいが、時代考証がちょっと変な感じがする。
 荻野目洋子の『ダンシング・ヒーロー』がリリースされた1985年はバブル景気の前だったし、ジュリアナ東京がオープンした1991年5月にはもうバブルは終わっていた。
 まあ、バブルの雰囲気をダンスで表現したのだろうが、あれを見て、バブルの頃はみんなああだったよねえ、というのは記憶の改ざんである。
 さて、孫に昔話でもするとするか。
 むかしむかし、あるところに、バブルというものがありました。おじいさんはマハラジャへしばかりに、おばあさんはトゥーリアへせんたくに行きました。おばあさんがトゥーリアでせんたくをしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、頭の上から大きなバリライトが落ちてきました。すると中から巨人の桑田が逃げ出して……。
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