アカイ、アカイ、サブカル、アカイ

 桜井誠早稲田大学の学園祭に呼ばれたものの、批判が殺到して出演中止となった。在特会というのは市民運動サブカルチャーから生まれたいわば鬼子である。
 新右翼鈴木邦夫野村秋介、朝生、ゴーマニズム宣言新しい歴史教科書をつくる会、ケンペーくん、鳥肌実見沢知廉、ミニスカ右翼の雨宮処凛外山恒一マンガ嫌韓流、ざっとだが、こんな流れから発生したのはたしかである。
 それでNHKの「ニッポン戦後サブカルチャー史」で、小山田圭吾を賞賛し、村崎百郎根本敬を取り上げた早稲田大学教授の宮沢章夫は、サブカルチャーとしてこれをおもしろがるのかと思っていたら、「レイシスト早稲田祭に呼ぼうとする学生がいるのか。周りに韓国からの留学生がいるのをどう感じているのだ」とツイッターで批判していたのでびっくりした。宮沢こそ、テレビの視聴者には、いじめを受けた人や、犯罪の被害者や韓国人がいるのをどう感じていたのか。
 大学教授ともなると、立派なことを言うようになるものである。