いつかこのたこ焼きを思い出してきっと泣いてまう

 月9ドラマの「いつ恋」見てんねんけどな、なんかイライラせえへん? 都合よすぎるやろ。第一話で、音ちゃんが家を出るたびに練がトラックで通りかかるやん。あないな偶然あるか? 北海道どんだけ広い思てんねん。そんで音ちゃんが東京に出てきて小犬を助けたら、そこにまた練が偶然通りかかって再会するやろ。ありえへんわ。東京にどんだけ人おると思てんねん。
 それはまあええとしてもや、うちが許せんのは第四話や。音ちゃんの部屋で練がたこ焼き作んねん。あの男、キャベツ刻みよんねんで。たこ焼きにキャベツいらんやろ。音ちゃんも音ちゃんや、関西人なら、そこは突っ込まんかい。
 えー! 自分キャベツ入れんのん? ないわ。絶対ない。いやや、そないなん、たこ焼きちゃうで。いらんわ。こないなことしてたら介護福祉会だけやなしにたこ焼き協会からもクレーム来るで、ほんまに。まあ、そう言うてもせっかく作ってくれたんやし、ちーとばかし食べてみるけどな。ほんま、一口だけやで。うちはこないなん、本場のたこ焼きとは認めへんから。邪道やで、ほんま。一口だけやで。捨てるんもったいないからな。うん、もぐもぐ……、いけるやん!
 そんで、あー、こないなんまじで最悪や、と思うような悪人ばっか出てくるんやけど、途中からその悪人にもじつはいろいろ事情があって、ほんまはええ人かも知れへんで、ちう感じになるんも、きしょい。悪人は悪人やろ、どないな事情があっても人としてあかんで。とくに柄本明のジジイな、あれ、まじでめっちゃ腹立つな。あのジジイ、腹黒すぎてこわいわ。さぶイボ出たわ。あれは演技やないで。ほんま。