「新ナニワ金融道」でコンビニ破産

 フジテレビのドラマ『新ナニワ金融道』(君塚良一脚本)を再放送で見た。
 桜庭ななみ演じる雨宮利加子は、父親が作った借金のせいで一家離散に追い込まれたという設定である。それでその借金の原因は、脱サラした父親が金融屋から五百万円借りてコンビニの経営をはじめたものの、経営がうまくいかず、という話であった。店がつぶれた原因は、金融屋が仕込んだバイトによって金を持ち逃げされたため、ということになっていたものの、店がつぶれるほど金を持ち逃げされるってどんだけ甘いねん、とは思うものの、まあこれは大スポンサーのコンビニに対して配慮した結果であろうが、コンビニ経営の闇にふれた点は、なかなかやるなあ、と思ったドラマであった。