「天才バカボン」は誰のものか

 ETV特集「全身漫画家〜真説・赤塚不二夫論〜」を見る。赤塚のマンガはほとんどスタッフが描いていたというのはわりに知られているが、アイデアの8割は古谷三敏で、キャラクターの8割は高井研一郎だという。
 それで売れて、遊び狂ってマンガから離れていった赤塚不二夫を、古谷三敏は「バカが自信つけると怖いな」と叱った。赤塚より古谷三敏のほうがよほどおもしろい。