危険ドラッグと危険自動車

 危険ドラッグを吸って自動車を運転し、交通事故をおこすという事例が増えている。そこで政府は規制や取締りを強化し、危険ドラッグの根絶を図ろうとしている。
 しかし、交通事故なら飲酒運転のほうがはるかに多い。危険ドラッグを取り締まるなら、酒も取り締まれと言いたい。
 交通事故での死亡者数は、毎年4千人にものぼる。他殺による死亡者数は約400人であるから、その10倍もの人が自動車によって殺されているのである。
 NHK「解説委員室」は危険ドラッグの問題について、次のように述べている。

本当の意味での抜本対策は、私たち自身が、子どもたちに危険ドラッグの恐ろしさをきちんと教え、危険ドラッグを許さない世の中にしていくことだと思います。
危険ドラッグによる事故に巻き込まれて亡くなった人たちの無念さや、遺族の思いを無にしないためにも、一刻も早く、危険ドラッグのない社会を作ることを目指したいと思います。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/201200.html

 バカも休み休み言え。自動車の恐ろしさに比べれば、危険ドラッグなど物の数ではない。これは次のように書き換えられるべきである。

本当の意味での抜本対策は、私たち自身が、子どもたちに自動車の恐ろしさをきちんと教え、自動車を許さない世の中にしていくことだと思います。
自動車による事故に巻き込まれて亡くなった人たちの無念さや、遺族の思いを無にしないためにも、一刻も早く、自動車のない社会を作ることを目指したいと思います。