中田考『イスラーム生と死と聖戦』（集英社新書）を読んだら、ムスリムには誰でもなれると書いてあった。
ムスリムには、国籍も血統も関係なく、誰でもなれます。入会手続きも入会金も必要ありません。二人のムスリムの立会いのもとで、「ラーイラーハイッラーッラー、ムハンマドゥンラスールッラー」（アッラーのほかに神なし、ムハンマドはアッラーの使徒なり）と唱えれば誰でもその場でムスリム社会の一員になることができます。二人の立会人（証人）についても、成人ムスリムでさえあればとくに資格はいりません。入信したことをどこかに報告する義務もありません。二人の立会人の存在とは、ムスリム社会でムスリムと認められるための条件であり、本当のところ、ムスリムになるには、アッラーを信ずることだけで十分なのです。誰がムスリムかを決めるのはアッラーなのですから。（P16）
それで思ったのだが、もしもイスイス団に捕らえられたらムスリムになってしまえばいいんじゃないか。まさか同胞を殺しはしないだろう、と思ったがムスリムも殺害されているらしい。なんと無慈悲な。
