おっさんは心配性

 レンタル店でジャケ借りした『遊泳禁止区域 〜前田弘二作品集2』が、けっこうおもしろかった。てきとうに借りたDVDが当たりだったりすると、ずいぶん得した気になる。
 最近の若手作家のものを見て思うのは、どれもマンガだなということである。こいつらどうせマンガしか読んでないのだろうな、というような映画や演劇や小説ばかりで、それで面白い部分があったとしてもそれはもとになっているマンガがおもしろいんだろうなという感じである。
 それにしても、AV女優というものがいるにもかかわらず、こういう自主制作の映画でヌードになっている女優を見ると、体張ってるなあ、と感心するのはなぜだろう。小劇場で脱いでいる女優なんかもそうだ。嫁に行けなくなるぞ、などと、あらぬ心配をしてしまうのは何ゆえか。