名札を考えたった

 NHKの『スタンフォード白熱教室』を見ている。
 数多くの起業家を送り出した大学ということで、発想法などのライフハック術の授業となっている。その内容は、ブレーンストーミングマインドマップなどで、サンデル先生の授業より実用的である。
 こういうのを日本のセミナーでは数十万もの受講料を取って教えているのであるから、興味のある人はこの番組を見ると、お金の節約になると思う。
 さて、第二回目では、名札の不便なところを議論して、改良する、という授業をやっていた。
「名札は胸につけているので、胸を見られながら話をされるのが、いやだ」
 と、女子学生が言っていた。
 これは男には、気づかない視点である。たしかに、こちらは胸の名札を見ているつもりでも、女子学生にすると、おっぱいを見られている気になるであろう。それはたとえペチャパイであっても巨乳であっても、やはり女性にしてみれば、男性から胸を見られるのは恥ずかしい。これは改善する必要がある。
 それで考えたのだが、男子学生の場合は、名札を股間につければどうか。
 そうすれば男子学生は、女子学生から、股間を見られながら話をされることになる。男性においても、女性から股間を見られるのは恥ずかしいものである。
 こうすることで、恥ずかしさにおいて男女平等になる。