テレビで映画『沈まぬ太陽』を見る。
出てくる人間がクズばかりで、わろた。
組合の委員長をアフリカに飛ばす会社もすごいけど、黙ってそれにしたがうのもすごい。「組織と闘う主人公」ってことだけど、渡辺謙、ぜんぜん闘ってないじゃん。アフリカゾウとは闘ってたけど。しかし、無抵抗のゾウをライフルで撃ち殺すくらいなら、社長を撃てよ。2ちゃんでは、飛行機が堕ちたのはゾウの呪い、という書き込みがあった。
ネットで知ったが、主人公のモデルとなった人は、御巣鷹山に先遣隊で行ったことも、遺族の世話役をやったこともないらしい。ただの赤かよ。アフリカに飛ばされてかわいそうだって言うんだが、それならアフリカ人の立場はどうなる。
なんかもう、ウッチャン演じる「小須田部長」なわけで、「がんばれ〜負けんな〜力の限り生きてやれ〜」というコントを思い出した。
もうあんな会社つぶれたって、自業自得だろ。それでこの前『ガイアの夜明け』で、「JAL 再建の真実」というちょうちん番組をやってたけど、これからマスコミ使ってイメージアップはかろうって魂胆で、こんな番組が増えるんだろうなあ。客のクレーム処理係に、美人のお姉さんがいて、ご苦労なことだと思うが、なんでも客からのクレームで一番こたえるのが「もう二度とJALを利用しない」というものだってよ、みなさん。
だがしかし映画の出来はひどくて、飛行機事故で息子夫婦と孫を失ったじいさんが、お遍路さんになって四国を巡っていて、そこに渡辺謙が手紙を書く。
「いつか私の赴任先のアフリカにも、いらしてください」
行けるかッ!
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