下手な人、上手い人

NHKが出している『ウェルかめ』のガイド本の表紙の女の子が可愛くて思わずジャケ買い
あー、でも、おれはNHKの朝の連ドラを見る習慣ってないんだよなあ。これまでも、ちゃんと見たことないし。なんか、あの手のドラマは生理的に嫌いなんだよ。もう、これはどうしようもない。
まあ、それでも何回か録画して見たんだけど、もういいや。ありゃ、学芸会だな。


教育テレビの劇場中継で『楽屋〜流れ去るものは やがてなつかしき〜』(作・清水邦夫、演出・生瀬勝久
蒼井優に、ほれた。『花とアリス』で、いいなあと思ってたんだけど、その後の映画とかドラマはイマイチで、もう興味を失っていたのだが、いやこの舞台はすごかった。どうせ、つまらないだろうと半分寝ながら見てたんだけど、蒼井優が出てきたとたんに、がらっと雰囲気が変わって、おれはテレビの前で正座したもん。共演者のおばさんたち(小泉今日子村岡希美渡辺えり)を完全に食ってたね。『花とアリス』でも鈴木杏を食ってたけど、すごいよ、すごすぎる。共演者が大物であればあるほど輝く蒼井優、何なんだこの女は、北島マヤか。この芝居を客席で見てたら、おれ、たぶん萌え死んでた。

それで舞台中継のあとに、生瀬勝久渡辺えり(旧芸名は渡辺えり子だったが、美輪明宏の助言で変更したらしい)の対談があったのだが、蒼井優はすごい読書家で、楽屋でずっと谷崎潤一郎の『卍』を読んでいたそうだ。
渡辺えりは大学で学生を教えているそうで、授業で谷崎潤一郎の話をしたら、学生が誰も谷崎を知らずポカーンとしていたと、なげいていた。「今の大学生は、谷崎潤一郎もしらないんですよ!」だって。どこの大学かと調べてみると、渡辺えり客員教授をしているのは、関東学院大学工学部のようだ。まあ、工学部の学生なら、しょうがない。そういや、小泉のバカ息子先生の出身校であらせられましたか。

ウェルかめ―連続テレビ小説 (NHKドラマ・ガイド)

ウェルかめ―連続テレビ小説 (NHKドラマ・ガイド)

また黒船が来たとな。
日本の女子も、マズルカを踊ってポーランドでアイドルになるとか、すりゃいいのにな。