森永卓郎というのは、なかなか憎めない人だとは思うが、
言ってることは、なんだかなあ、である。
都市博は中止になったけれど、あの時に作られたグッズを買い集めておけば、どんなにくだらないものでも、数十年後にプレミアがついて、高額で売れるとか、
テレビで話していたけど、
そんなこたあ、ない。
間寛平さんの「アメマバッチ」にも、プレミアがつくか?
そもそも森永氏自身が、コレクターで、夢は自分のコレクションを展示する博物館を設立すること、らしく、旺盛な執筆とテレビ出演をこなして、それでもまだ蔵は建たないように、
コレクションというのは、とても金がかかる道楽である。
くだらないグッズを買い集めて、その保管場所はどうする。
何十年後かに、値上がりするかどうかもわからないガラクタのために、家賃を払い続けろというのか。
自分の生きがいはこれだと、胸を張って言える人は幸せだ。
経済アナリストとして忙しい中、
コレクターとしても著名な森永卓郎さんは、
著書『B級コレクションのススメ』(扶桑社刊)で、
生きがいとしてのB級コレクションをすすめている。
これだけ立派な経歴がありながら、
チロルチョコの包み紙を集めるのが生きがい、
と語るこの人の背景には、いかほどの悲しみが、あったのだろうか。
◇
勝間和代というのも、なかなか憎めない人だとは思うが、
『お金は銀行に預けるな』(光文社新書)というのは、この不況のご時世だけに、amazonの書評では、叩かれておりますなあ。
この人の経済予想と細木数子の占いは、どちらの方が当たるのであろうか。
おれとしては、この人を信じないで、投資信託も株もやらず、銀行に預けっぱなしにしておいて、よかったなあ、とつくづく思いました。
で。
株の暴落で多くの人が地獄を見て、仕事も、住む家もなくなり、
もう首をくくるしかない、
などと悲鳴を上げる人もいる中、待望の勝間先生の新刊が出ましたよ。
起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/11/29
- メディア: 単行本
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こいつは一本とられたわ!