やはり野に置け

夜中にふとラジオから、さだまさしの『無縁坂』が流れてきて、ああいい歌だな、と思う。
精霊流し』や『秋桜』の叙情も好きだ。

日本のフォークソングはどれも、単純な旋律に稚拙な歌詞を乗せたものにすぎないが、さだまさしの歌には、クラシック音楽と文学の教養を感じる。

『雨やどり』、『まほろば』、『フレディもしくは三教街』のような歌を、彼以外の誰が作れようか。

しかし、さだまさしの書いた小説は、どうも読む気になれない。末期がんだとか、盲目になるとか、どうせお涙頂戴の、くだらぬ話であろう。