死ぬまでにしたい、あれやこれや

建築家の黒川紀章氏の訃報は、突然であったけれども年齢を考えると老い先短いことはわかるものであり、あの選挙での奇抜なパフォーマンスも当人は、覚悟の上で、老醜をさらし馬鹿を演じ、あえて晩節を汚したのかと思うと、やはり黒川氏は本物の芸術家だったと、その凄みに圧倒される思いです。

もうじき死ぬのが確実でありながら、ガンと闘うなどと宣言し、テレビの中でかっこつけてみせる、筑紫だの鳥越だのという電波芸者とは、やはり人間としての器が違うのでありましょう。

死という不条理を前に、狂わない方が、どうかしているのです。