ポルノとしての世界ウルルン滞在記

 涙と感動だの、あいも変わらず、ゲスな大衆の俗情を刺激する番組作りを続けているTBS「世界ウルルン滞在記」。
 ブラジルの奥地に住むゾエ族のもとに、若い女優が訪ねるという扇情的な企画で、裸で暮らす原住民の姿をまるで野生動物の生態でも撮るように、ペニスも丸出しで放送していた。
 女性の場合は、性器に薄いボカシを入れているが、それでも陰毛は映っており、こどもの裸もそのまま放映している。
 外部の人間が村に入ると、ゾエ族に悪い影響を与えるからと、管理事務所の職員が再三、注意するにもかかわらず、「村に、泊まりたいんです」と無名の大部屋女優は、わがままを押し通し、とうとう一泊してしまう。
 裸で暮らす彼らの映像はテレビ放送されたあとに、ネットに流れ、ポルノ趣味を持つ者たちの間で流通することを、われらは知っているが、彼らは知らない。
 そうした相手の無知に付け込んで、商売するやり方は、こどもの裸をポルノとして売りさばく業者と同じである。
 裸を出せば視聴率が取れるからと、温泉番組を作るがごとく、世界各地の裸族を見世物にする、それがTBSクオリティー。
 こんな俗悪番組を作って恥じないスタッフは、全員、マラリアにでもかかって、死んでしまえ。
 この番組の制作会社はこういうとこ。
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インドで人気の原住民観察ツアー『野人動物園』の様子
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