真夏の夜のジャズということで、YouTubeで阿部薫の演奏。
阿部薫は伝説のアルトサックスプレイヤー。
1978年に、29歳で死んだ。
動いている姿を見たのは初めてです。ビデオの終わりの方に映っているのは、五木寛之だと思うけど、何かの番組なのだろうか。
それで、奥さんが鈴木いづみで、この人もまた、いろいろ伝説があった人で、1986年に自宅で首吊り自殺した。
二人のことは、稲葉真弓『エンドレスワルツ』(河出文庫)とか、若松孝二監督で、同名映画にもなっております。映画では、鈴木いづみを、広田玲央名。阿部薫を、町田町蔵(康)が、演じております。
まあ、わりとイメージぴったりというか、本人たちよりも、ルックスはいいかな。阿部薫はもっとハンサムかと思ってたら、そうでもないですね。赤塚不二夫タイプの顔だ。
YouTubeには、「笛吹きやかんのような音」と、辛らつなコメントもありますが、まあ、たぶん、既存の価値観を破壊することが、彼らのやりたかったことであろうし、死んだあとに、「伝説」扱いなんぞ、冗談じゃねえよ、と思っているのではないでしょうか。
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