新書まちがい探し

図書館にて、勢古浩爾『こういう男になりたい』(ちくま新書・2000年初版)を、パラパラと見ていたら、まちがいを発見。

いまの若いひとは知らないかもしれないが、官能ということでいえば赤座美代子の右に出る女優はざらにいない。いまでは画面で見ることがほとんどなくなったが、若き日の彼女はまさに官能の権化であった。
愛のコリーダ』に出た愛染恭子という女優がいたが、赤座美代子には遠くおよばない。
(140ページ)

大島渚監督の『愛のコリーダ』(1976年)には、もちろん愛染恭子は出演していない。

女優が本番をやった映画ということで、武智鉄二監督の『白日夢』(1981年)と、まちがえたか。

しかしまあ、これだけ、あからさまな間違いを目にすると、わざとやってるのか、ギャグでやってるのか、と疑ってしまう。